【阪神】引退発表の原口文仁が代打出場 直球とらえるも中飛倒れ一塁守備へ 大歓声と拍手やまず

0

2025年10月02日 20:25  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

阪神対ヤクルト 7回裏阪神2死一塁、代打原口は中飛に倒れる(撮影・上山淳一)

<阪神−ヤクルト>◇2日◇甲子園



今季限りで引退する阪神原口文仁内野手(33)がレギュラーシーズン最終戦に出場した。


6−2とリードしていた7回2死一塁。代打がコールされると大歓声が起こった。近年は代打の切り札として何度も勝利に導く一打を放ってきた。大音量の「燃えろ、燃えろ、原口」のコールを背に打席に入った。


初球から清水の外角球にフルスイングして空振り。2球目は147キロをファウル。3球目の146キロも積極果敢に振りにいき、とらえた当たりだったが中飛。アウトになっても大きな拍手が起きた。そのまま一塁の守備につくことがアナウンスされると、また大きな歓声が湧いた。


試合後にはセレモニーを実施。ただ、これでユニホームは脱ぐわけではなく、15日から始まるCSファイナル、その後の日本シリーズでも戦力になるために「現役」を続け、スタンバイする。


帝京から09年ドラフト6位で入団して阪神一筋16年目。故障で育成再契約の苦難もあったが、16年に支配下復帰して1軍デビューにたどり着いた。


19年にステージ3の大腸がん手術という試練に見舞われたが同6月に復帰し、大活躍。奇跡的な復活劇で多くの人に勇気を与えた。


近年は代打の切り札として絶大な存在感を示したが、今季は9月13日の巨人戦で放った1安打だけ。9月29日に今季限りでの現役引退が発表された。

    ニュース設定