和服を仕立てる職人・和裁士が着物をリメイクして作ったドレスの動画がInstagramに投稿されました。すてきな作品に感動する声が上がり、動画は記事執筆時点で4万8000回以上再生されています。
投稿したのは、和裁士歴18年のみお(_kimono_de_)さん。「着物は好きでつい買っちゃう」「振袖はもう着れないけれど古着屋でつい手に取っちゃう」といった着物が好きな方に向けて、1つのリメイクアイデアを紹介しています。
動画に登場する着物は、赤い華やかな振袖から、上品な黒留袖までさまざま。みおさんは、型紙もミシンも使わず、一針ずつ手縫いで制作しています。
完成したのは、着物の裾をそのまま生かした“ドレスワンピース”。しっかり現代のファッションとして生まれ変わっていながらも、着物が持つ魅力が伝わってくるデザインがすてきです。
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着用しているのはどれも同じデザイン、同じサイズとのことですが、使用した着物によって完成品の印象が大きく変わるのがまた面白いところ。鮮やかな色の振袖はよりかわいらしく、シックな黒留袖は洗練されたきれいめなスタイルに仕上がっています。
他の動画も含めたみおさんのリメイクアイデアの投稿には、「エレガントで可愛いくてとっても素敵」「ウエストリボン、背中部分のデザインも可愛い」「美しいです」「すごく素敵」「心が燃える」など称賛の声が寄せられ、「いっぱい着物あります。活用したいです」との声も寄せられています。
着物離れが叫ばれる現代。みおさんによると、和裁士の仕事も減っているそうで、また「『想い出』の着物が日本中の箪笥に眠っていて、年間何十万枚もの着物が捨てられている」ことを知り、そこでもっと着物の魅力を伝えために“着物リメイク”を発信するように。さらに新たに「着物リメイクアーティスト養成講座」を立ち上げ、現在は講座生を募集しています。詳細はInstagram(_kimono_de_)と公式LINEアカウントで発信しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
動画提供:みお 着物リメイクアーティスト養成講座(@_kimono_de_)さん
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