フランス代表に初招集されたマテタ[写真]=Getty Images フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は、クリスタル・パレスに所属するFWジャン・フィリップ・マテタを初招集した理由について語った。フランス『RMC』が同指揮官のコメントを伝えている。
FFF(フランスサッカー連盟)は2日、10月のFIFAワールドカップ26欧州予選を戦うフランス代表のメンバー23名を発表。前線では、レアル・マドリードに所属するキリアン・エンバぺや、9月の初招集に続き引き続き選出されたリヴァプールのウーゴ・エキティケに加えて、クリスタル・パレスに所属するマテタが初めてフランス代表メンバー入りを果たした。
現在、フランス代表の前線は負傷者は相次いでおり、パリ・サンジェルマン(PSG)のウスマン・デンベレやインテルに所属するマルクス・テュラムが選外に。また今夏トッテナムに移籍したランダル・コロ・ムアニもメンバーから外れている。
デシャン監督は、マテタの招集に至った理由について問われると、「彼にはゴールを決める力を持っている。もちろん、マルクス・テュラムの不在も関係している。しかし、彼は優れた経歴があるし、オリンピックではいい成績を残した。しばらく前から50人ほどの選手で構成される予備リストに入っていたんだ」と語っている。
現在28歳のマテタはフランス国内でのプレーを経て、2018年夏にマインツへ完全移籍。2021年1月にクリスタル・パレスへレンタル移籍し、1年後に完全移籍へ移行した。2023−24シーズンにはプレミアリーグで16ゴールを記録し、翌シーズンも2桁ゴールを達成。オリヴァー・グラスナー監督の下で攻撃の軸となっている。ユース年代でフランス代表歴を持ち、昨夏に開催されたパリオリンピック2024にはオーバーエイジとして出場した。
フランス代表は10日にホームでアゼルバイジャン代表と、13日に敵地でアイスランド代表と対戦する。