資生堂ジャパンが店頭活動に生成AI活用したチャットボット導入 迅速かつ精度の高い情報取得

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2025年10月03日 13:50  Fashionsnap.com

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パーソナルビューティーパートナーが応対する際に活用するビューティ・タブレット

Image by: 資生堂
 資生堂ジャパンが、店頭で応対・接客を行うパーソナルビューティーパートナーが情報検索時に活用する端末機器「ビューティ・タブレット」において、生成AIを活用した独自のチャットボットを導入した。

 AIチャットボットの機能は、資生堂ジャパン、資生堂インタラクティブビューティー、アクセンチュアの3社が開発を進め、トライアル期間を経て2025年7月から本格導入。これにより、パーソナルビューティーパートナーの検索・閲覧・問い合わせ業務を効率化し、迅速かつ精度の高い情報取得を通じて、応対時間の拡大や接客の質向上につなげ、ニーズに寄り添う満足度の高い対応を実現する。
 ビューティ・タブレットのAIチャットボットの主な特徴は、迅速かつ精度の高い情報提供と、店頭活動・内勤業務の効率化。多岐にわたる商品・ブランド・プロモーション情報について、人間が日常的に使用する言語での検索が可能で、複数の要素が含まれる問い合わせにも瞬時に回答する。さらに、パーソナルビューティーパートナーが社内ルールや施策などの資料の格納先を特定できない場合、これまでは営業担当や内勤スタッフに問い合わせをしていたが、チャットボットの活用で情報取得が可能になり、 問い合わせ時間の短縮や、問い合わせを受けていた社員の対応業務を削減できる。
 このチャットボットには、アクセンチュア社の「アクセンチュア AI パワード バック オフィス(Accenture AI Powered Back Office)」を採用し、店頭や社内セミナーなどにおける活用シーンやニーズに合わせて最適化し、業務効率化に貢献している。

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