
今日(3日)午後3時までの最高気温は、道内で最も高くなった札幌で10月の統計史上2位となる28.2℃となるなど、季節外れの暑さとなった北海道。岩見沢(空知地方)で26.3℃など、10月として最も高い気温を記録した地点もありました。夏を思わせる陽気は明日(4日)、明後日(5日)にかけて続きますが、来週は気温が低くなり、9日頃からは山で雪が降る可能性もあります。
週末も夏日続出か 5日日曜日までは高温続く
今日10月3日は、平年では道北の利尻山で初冠雪が観測される日であるなど、北海道では徐々に冬の足音が聞こえ始めてくる時期です。しかし、今年は上空に8月下旬並みの暖かい空気が流れ込んだ影響で、各地で気温が上がりました。
今日午後3時までの最高気温は、道内で最も高くなった札幌で28.2℃、次いで高くなった帯広で28.0℃と、ともに10月としては史上2番目に高い気温となりました。また、岩見沢で26.3℃など、10月の統計史上1位の最高気温を更新した所もあるなど、夏を思わせるような陽気となりました。
気温の高い状態は5日日曜日頃まで続く見込みで、明日4日、明後日5日とも札幌で最高気温は26℃まで上がるなど、連日の夏日となる所もありそうです。季節外れの汗ばむ陽気となりますが、朝晩は15℃前後まで下がる所が多いため、外出の際は脱ぎ着しやすい服装を選ぶとよいでしょう。
来週後半は山で雪の可能性 峠越えには冬タイヤを
しかし、来週は一気に季節が先へと進むかもしれません。8日水曜日頃に降る雨の後、上空には強い寒気が流れ込むでしょう。9日木曜日の午後には、北海道の上空1500メートル付近で0℃以下の気温が予想されており、標高の高い山では雪が降り、積もるおそれがあります。寒気はその後、数日間は居座る可能性があり、寒気の強まり方によっては、標高の高い峠でも積雪状態となることも考えられます。
これまで気温が高めに経過していたこともあり、なかなか冬への備えは進んでいないという方も多いと思いますが、来週末に車で峠を越えての移動を予定している場合は、今週末か来週前半のうちに、冬タイヤへの交換をしておいた方がよさそうです。
また、峠を通らないとしても、来週は徐々に寒さが強まっていきます。9日木曜日以降は各地で最高気温でも15℃前後、最低気温は一桁となる見込みです。ストーブの掃除や点検など、家庭での寒さへの支度も少しずつ進めておいた方がよさそうです。
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