Vポイントのロゴマーク 三井住友フィナンシャルグループ(FG)子会社の三井住友カードは3日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、横浜市)傘下で共通ポイント「Vポイント」を運営するCCCMKホールディングスを買収すると発表した。2026年3月末をめどに子会社化し、社名を「Vポイントマーケティング」に改める。買収額は非公表だが、数百億円程度の見込み。ポイントの購買データと銀行口座、決済のデータを組み合わせて活用し、顧客利便性の向上を図る。
三井住友カードと三井住友FGは現在、CCCMKに計40%を出資しているが、CCCからの株式取得などで計80%に高める。三井住友FGは個人向け総合金融サービス「Olive(オリーブ)」とVポイントを連携。人工知能(AI)を使った分析で利用者に合ったクーポンを提供するなど、Vポイントのサービス向上を進める。