箱根登山電車100形、2028年1月に引退 国内で定期運行する電車として最古

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2025年10月04日 07:20  TRAICY

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小田急箱根は、箱根登山電車100形(モハ1形・モハ2形)の運行を2028年1月に終了する。

対象はモハ1形104・106号とモハ2形108号で、現在は3両1編成で定期運行している。老朽化により修繕や部品確保が難しくなったため引退し、代替車の製造を計画する。

完全引退の発表に合わせ、記念品「オリジナル鉄道コレクション」を10月11日に864個限定で発売する。新型車両の導入は2028年度を予定し、詳細は決まり次第公表するとしている。

モハ1形104・106号は1919年製、モハ2形108号は1927年製で、日本国内で定期運行する普通鉄道の電車として最古の車両。1950年に木造車体から鋼体化した際、「チキ1形」「チキ2形」から現在の車両形式へ変更した。2両固定編成化や台車の動力装置、客室インテリアの更新などの改造を行いながらも、ペンキ塗りの木製内装や昔ながらの荷棚デザイン、下から大きく開く客室窓など昭和の特徴ある仕様を残している。

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