【フィギュア】0・01点差で高1山田恵V 勝負飯は親子丼「楽しんで滑りたい」西日本選手権へ

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2025年10月04日 17:55  日刊スポーツ

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ジュニア女子フリーで演技する山田恵(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:近畿選手権>◇4日◇木下アカデミー京都アイスアリーナ◇ジュニア女子フリー



ショートプログラム(SP)首位の山田恵(16=木下アカデミー)が頂点に立った。フリー2位の104・32点を記録し、合計159・81点。2位の松浪ひかり(関空スケート)を、わずか0・01点差で振り切り「後々見たら0・01(点差)で…。そこで表彰台の高さが変わってくるのが大きかったです。『スピン、手抜かなくて良かったな』と思いました」と笑わせた。


この日初披露となったフリーは「アメリ」。演技終盤に3回転サルコーの転倒があったが、序盤に得点源となるルッツ−トーループの連続3回転などを着氷させた。18年平昌五輪(オリンピック)シーズンに坂本花織(シスメックス)が使用していた演目で「(坂本は)スケーティングも上手で、3連続(ジャンプ)の音ハメもすごく好き。私も3連続を、曲が変わるところで跳んでいるので『見習おうかな』と思っています」と笑顔を見せた。


競技会前の勝負飯は親子丼。ショートトラックで五輪5大会出場の母伸子さんが、ある演技前に作ってくれ「一昨年の近畿ぐらいに親子丼を食べて『調子いいかも』と思って、そこからずっと食べています」と明かす。ホームリンクで開かれている今大会は前日3日のSP前、この日も食し、遠征先でも「なか卯」を探すなど、験を担いでいる。


優勝で西日本選手権(10月31日〜11月3日、滋賀)進出を決め、次は全日本ジュニア選手権(11月22〜24日、東京辰巳アイスアリーナ)の出場権が懸かる。昨季の全日本ジュニアは11位。明るい星槎国際高の1年生は「西日本ではルッツのエッジ、スピン、ステップのレベルをしっかり取って、楽しんで滑りたいと思います」と誓いを立てた。【松本航】

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