赤富士S2025に出走予定のグラヴィス(24年12月撮影、ユーザー提供:おかおみさん) 海外G1勝ち馬2頭の半弟となるグラヴィス(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が、日曜東京10Rの赤富士ステークス(3歳上・3勝クラス・ダ1600m)でオープン入りを狙う。
グラヴィスは父ハーツクライ、母ラヴズオンリーミー、母の父Storm Catの血統。半兄のリアルスティールは16年のドバイターフなど重賞を3勝。半姉のラヴズオンリーユーは19年のオークス、21年のクイーンエリザベスII世C、BCフィリー&メアターフ、香港Cと国内外のGIを4勝している。馬名の意味由来は「重い(ラテン語)」。21年のセレクトセール当歳で2億8000万円(税抜)で取引された。
芝では1勝クラスで足踏みしていたが、砂に路線変更したことが吉と出た。初ダートの10走前に2勝目をゲット。その後は悔しいレースが続いたが、3走前に待望の3勝目を手にした。昇級後は7着、11着と苦戦しているが、まだ4歳の秋。今後の成長次第では勝ち負けに加われていい。偉大な兄姉の背中は遠いところにあるが、まずはクラスにメドが立つ走りを期待しよう。