【ラグビー】東葛33歳大和田立「諦める雰囲気ない」チーム譲渡検討に言及 選手の思いを代弁

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2025年10月04日 19:01  日刊スポーツ

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大和田立(2017年9月)

<ラグビー・リーグワンライジング:東葛40−12釜石>◇第2週◇4日◇印西市松山下公園陸上競技場



リーグワン2部のNECグリーンロケッツ(東葛)が、今季初の対外試合に臨んだ。


新大会「リーグワンライジング」で、日本製鉄釜石シーウェイブス(釜石)と対戦し、40−12で勝利した。先発したフランカーの大和田立(33)は「ミスが多かったが、初戦勝てたことはよかった」と喜んだ。


若手の出場機会確保を目的とした大会には「僕は賛成。リーグ戦だと、外国人とかベテランとか、経験のある方を使いがち。若い選手が日の目を浴びて、見てもらえるチャンスが増えるので、いいなと思う」と歓迎した。


8月には、25−26年シーズン終了後のリーグワン退会を前提としたチームの譲渡を検討を開始したと、日本電気株式会社(NEC)から発表があった。「NECグリーンロケッツ東葛としてはラストシーズン…。それはどうなっても変わらない。譲渡がうまくいけば形は変わるが、僕たちのそれぞれのラグビーの進む道はそこで終わりじゃない。たとえなくなったとしても、僕たちのラグビーとか、自分たちの未来をより良いものにしていくために今頑張っている」と思いを明かした。


「譲渡が発表になってから、おのおの考えることがあると思う。この先ラグビーできないかもしれないとか」としつつ「グリーンロケッツがなくなるのは事実で、諦めちゃうのは簡単だが、チームは諦めようという雰囲気にはなってない。ベテランも若手も含めて全員で、一丸となって練習に取り組めている」と前を向いた。


自身は14年に帝京大から入団。長年所属したチームの譲渡には、寂しさもある。それでも、レッドハリケーンズ大阪(12月13日、柏の葉)戦から始まるラストシーズンに目を向ける。「絶対優勝して、どういう形になるか分からないですけど、必ず昇格したい。ここで終わりじゃなくて、未来につながるようなチームになっていきたい。そういうチームを作っていきたい」と宣言した。【飯岡大暉】

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