【ラグビー】東大大学院卒の練習生ネイサン「東葛のために頑張る」フランス出身…日本語ペラペラ

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2025年10月04日 19:19  日刊スポーツ

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東葛対釜石 東葛のダゴーリー(撮影・中島郁夫)

<ラグビー・リーグワンライジング:東葛40−12釜石>◇第2週◇4日◇印西市松山下公園陸上競技場



リーグワン2部のNECグリーンロケッツ(東葛)が、今季初の対外試合に臨んだ。


若手の出場機会確保などを目的とした新大会「リーグワンライジング」で、日本製鉄釜石シーウェイブス(釜石)と対戦し、40−12で勝利した。先発した練習生のWTBネイサン・ダゴーリー(24)は「チーム全員ですごく頑張った。フィジカリティで勝った」と喜んだ。


フランス・トゥールーズ出身で6歳から競技を始め、2年前に来日。先月に東大大学院を卒業し「大学院生1年で来た。留学生。今年は2年生で、卒業した」と笑顔を見せた。


2年で、早くも言葉になじんだ。「ここで日本語勉強した。しょうがなかった。コーチが英語しゃべれないし。東大生もシャイだし、英語しゃべれなかったから日本語を勉強した。1年間でレベルがすごく上がった。まだまだペラペラじゃない」と、日本語で謙遜した。


練習生としての加入は、約1年半前に決定。東大のコーチのつながりで、チームに加わった。「最初は会社員にしたかったみたい。システムがめっちゃ好きなので」といい、「電子工学やってたから、エンジニアになりたい」と将来の夢を明かした。


ただ、チームは譲渡が検討されており、今季はラストシーズンとなる。「来年はNECが多分ラグビー部がなくなる。もう1回考えますけど、今シーズンはラグビーを頑張りたい。チームのために勉強をしたい」と意気込む。


タイミングには「アンラッキーだった」としつつ「NECへの気持ちは変わらない。NECグリーンロケッツ東葛のために頑張る。今シーズンは多分NECで最後だから、やっぱりディビジョン1に行きたい」と昇格への貢献を誓った。【飯岡大暉】

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