<広島1−3ヤクルト>◇4日◇マツダスタジアム
今季限りで退団が決まっている広島田中広輔内野手(36)と広島松山竜平外野手(40)がそろってシーズン最終戦に出場した。ともに来季は他球団での現役続行を希望しているが、新井監督が3連覇の功労者への花道として舞台を整えた。田中はスタメン出場し、松山は代打出場。試合後にはそろってファンの前に立ち、感謝と別れのあいさつを行った。
「1番遊撃」で先発した田中は、同じくこの日出場選手登録された菊池と上位に並んだ。19年4月6日ヤクルト戦以来のタナキクコンビは二遊間も組んだ。「やっぱり懐かしいなという感じもありました。つらいときから一緒に二遊間を守ってきた。歓声をいただいて、本当に頑張ってきて良かったなと思いました」。4打数無安打に終わったものの、8回表途中の交代時にはスタンドからの「広輔コール」で見送られた。
松山は9回無死一塁から代打出場し、遊ゴロ併殺打に終わった。「中途半端な選手が18年もカープのユニホームを着てやれるとは思っていませんでした」と感謝しつつも、未練は断った。「11球団でやれたら一番いいんですけど。僕はもうそういうのは取っ払ってどこでも行こうと思っている」。NPB以外であっても、選手として勝負する覚悟をあらためて口にした。
▽広島小園(いずれも初の首位打者と最高出塁率を獲得)「取れたので良かったです。次はチームが優勝して、タイトルを取れたらいいかなと。次の目標はWBCに行けるように頑張りたいなと思います」
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▽広島渡辺(4回2死一、三塁から左前適時打でプロ初安打初打点)「チャンスをいただいて、そこで打てたのでうれしかった。もっと早く打ちたかったですけど、打てて良かったです」
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