【楽天】村林一輝が最多安打をほぼ確実に 引退岡島からは「お前の打席、もらえて良かったよ」

0

2025年10月04日 20:28  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

楽天対西武 3回裏楽天無死満塁、二ゴロに倒れる村林(撮影・増田悦実)

<楽天3−2西武>◇4日◇楽天モバイルパーク



楽天村林一輝内野手(27)が最多安打のタイトルをほぼ確実にした。この日の西武戦は3打数無安打だったが、1試合を残して144安打をマーク。


2位につけていた日本ハム清宮幸が143本で今季を終え、自身初タイトルが、ほぼ手中に。「今日、タケさん(岡島)の引退試合でそれどころじゃなかった。とりあえず個人としては、すごく貴重な経験ができた。自分としても自信になる」と胸を張った。


若手時代からお世話になった岡島が、この日“引退試合”を迎えた。引退が発表された直後から、先輩の登場曲であるザ・ベイビースターズの「SUNDAY」を使うなど感謝の気持ちを表現してきた。


同点の8回。村林の代打として岡島が今季初打席に立つと、中前打。その背中を目に焼き付けた背番号6は「タケさんが『打席、ごめんね』って言ってくれて。その後、『お前の打席、もらえて良かったよ』って言ってくれた。これ以上ない言葉だったかなと思う」と胸に刻んだ。


遊撃や三塁を主戦場に堅守を武器にして活躍してきたが、10年目の今季はシーズン終盤まで首位打者争いに絡むなど、打撃面が開花した。「自分のコントロールできるところをコントロールして、自分の中で整理をつけて臨んでいる」。メンタルの安定も、好成績の要因だ。


チームは4年連続の4位が確定しているが、来季の逆襲に向けて決意を新たにした。「タケさんの魂をしっかり受け継いでいきたいなと改めて思った」。今季は残り1試合。楽天を背負う存在に成長した村林が、最後まで全力で駆け抜ける。【山田愛斗】

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定