西武の今井達也投手(27)が、米球界で敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏(72)と代理人契約を結んだことが4日、分かった。この日でシーズン全日程が終了。今井は今後、将来的なメジャー挑戦の希望があることを球団との交渉で伝える。
プロ9年目の今季、打線が得点力不足にあえぐ中で3年連続2桁勝利をマーク。最速160キロもマークし、先発投手としての力量は球界トップクラスにある。今回、さらなる力勝負の場を求め松坂大輔氏、菊池雄星らを担当したボラス氏と代理人契約を結んだ。海外FA権取得は最速で27年中。それまでは、球団がポスティングシステムの申請を容認しなければ移籍はできない。今オフは高橋に同システムでの移籍が容認される見込み。先発陣の中心を担う2人が一気に抜けることは現実的ではない。
一方でメジャー側の評価は高い。夏場からは各球団のGM級が来日し今井を視察した。9月18日、本拠地ベルーナドームでのオリックス戦。「5球団視察の記事を見たが、あの日は実際には20人近いスカウトが球場にいた」とメジャー関係者でさえ驚くほどの注目度だ。球界屈指の右腕がいよいよ世界を意識し始めた。
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