自民党の松島みどり元法相(69)が5日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。前日の自民党総裁選で支援した高市早苗新総裁(64)について語った。
番組冒頭で、自民党総裁選の話題を特集。赤いジャケット姿の松島氏は「高市新総裁誕生の立役者」と紹介され、笑顔で登場した。
高市氏の勝因分析の話題では、ジャーナリスト石戸諭氏が「参政党の影響」と前置きし、参政党が党員の声を重視していることを指摘。今回の自民党でも、高市氏を支持したとされる麻生太郎最高顧問の発言を念頭に「麻生派の発した影響は理屈の部分が一番大事だと思っていて、『党員票の多い方に行く』。これ、党員の声を大事にしようというところに結果的に符合している」と分析し「党員あっての党なんだという意識が、参政党の影響もあって強くなっている気がする」と語った。
続けて勝因を聞かれた松島氏は「まさに今言われた党員の声。具体的に言いますと、当日1時から国会議員がホールに集められて座って、そこで携帯電話も何も使えないわけですけど、11時半ぐらいまでに、かなり多くの都道府県で、例えば東京の場合は結果的に高市さんが小泉さんの1・8倍取ったんですよね。全国的に見ても1・4倍を越すぐらいで、そういうのが全部、だいたい見えてくるわけですよ。そこで私たちとしても、麻生さんの話じゃないですけど、まだ態度を決めてくれてない、それまでに何度も接触していても『最後まで考えます』と言っていた人たちに対しても、数字だけは送りました。ショートメッセージで。電話するとまわりに聞こえちゃいますから、ホールに入る前にショートメッセージ送って、『声を大事にしましょう』って」と、生々しい舞台裏を明かした。
また自民党員が年400円を負担し、議員らが8月ごろにあいさつまわりする慣習も説明。「そうすると、どんどん嫌味を言われたり。なんだ自民党はって。そうした中で、嫌味の中で、『高市さんにビシッとやってもらいたい』って声もずいぶん、生声で聞こえるものですから。そこに響かせるように」と語った。
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