2得点を挙げた上田[写真]=Getty Images
エールディヴィジ第8節が5日に行われ、フェイエノールトとユトレヒトが対戦した。
フェイエノールトは今シーズンここまでリーグ戦では好調をキープ。6勝1分けと勝ち点「19」を獲得し、首位を走っている。さらに所属する日本代表の2人の選手も幸先いい滑り出しを見せ、FW上田綺世はリーグ戦全7試合で6ゴールを記録し、今夏加入したDF渡辺剛も定位置を確保。両名とも10月の日本代表メンバーに招集されている。
そんな両選手が攻守の軸としてスターティングメンバーに名を連ねた試合は、フェイエノールトが序盤から主導権を握ると、20分に上田が先制点を挙げる。中央のスルーパスからDのF背後に抜け出すと、GKを交わし、冷静にゴールに流し込んだ。
その後も、積極的に前線でボールに絡み続ける上田にチャンスが訪れ、またしてもDFラインをブレイク。右足でシュートを試みるも、今回は枠の左に外れる。すると、セットプレーの流れから渡辺にも決定機。グラウンダーのクロスにあわせたが、ブロックに阻まれた。キレのある動きを見せる上田は40分、カットインからまた抜きで交わしシュートを放つが、GKの好セーブにあう。
対するユトレヒトは前半終了間際、ジヴァイ・ゼヒエルが抜け出し、GKと1対1の場面に。しかしこの、チャンスを生かすことはできず、フェイエノールトのリードで折り返す。ハーフタイムに3枚替えを決行したユトレヒトは、後半立ち上がりにゼヒエルが同点弾を決め、試合を振り出しに戻す。
同点に追いつかれたフェイエノールトだが、50分に再び一歩前に出る。一度は防がれるもセム・スタインが右からのクロスに合わせ、スコアを2−1に。すると、ユトレヒトが攻勢出て、フェイエノールトが守勢に回る展開となり、ホームチームはGKティモン・ヴェレンロイターの好セーブもあり、リードを保つ。
迎えた83分、攻め続けるユトレヒトはデリー・マーキンがミドルシュートを突き刺し、2度目の同点に追いつく。勝ち越しを目指すフェイエノールトは上田が大仕事をやってのける。ペナルティエリア内で抜け出すと、ゴールに押し込み、チーム3点目を記録。このまま試合は終了し、フェイエノールトが3−2で勝利を収めた。
なお、上田と渡辺はフル出場。次戦、フェイエノールトは19日にアウェイでヘラクレスと、ユトレヒトは18日にホームでフォレンダムとそれぞれ対戦する。
【スコア】
フェイエノールト 3−2 ユトレヒト
【得点者】
1−0 20分 上田綺世(フェイエノールト)
1−1 47分 ジヴァイ・ゼヒエル(ユトレヒト)
2−1 50分 セム・スタイン(フェイエノールト)
2−2 83分 デリー・マーキン(ユトレヒト)
3−2 88分 上田綺世(フェイエノールト)
【動画】上田綺世の2試合連続ゴール
絶好調の #上田綺世 が二試合連続ゴール‼️🤩
今季7ゴール目で得点ランキングトップを独走🏃♀️
🏆エールディヴィジ 第8節#フェイエノールト v #ユトレヒト
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