10年ぶりにレース名に変化が? メモリアルを迎えるサウジアラビアRCの歴史

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2025年10月08日 18:00  netkeiba

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18年覇者のグランアレグリアはのちにGI・6勝を挙げた(撮影:下野雄規)
 今週末土曜に東京競馬場で行われるサウジアラビアロイヤルカップ(2歳・GIII・芝1600m)には、「日本・サウジアラビア外交関係樹立70周年記念」の副題が付されている。同レースは2014年に、いちょうSとして創設されたのち、15年に日本とサウジアラビアの外交関係樹立60周年を記念して現名称に変更された。開催回次はいちょうSから引き継がれず、改めて15年を第1回としたため、今年で第11回目となる。

「サウジアラビアロイヤルカップ」の名称自体は、14年以前も使われていたことはご存じだろうか。99年の第1回東京ハイジャンプに、サウジアラビアロイヤルカップと付して実施。03年から06年までは、5月に東京ダート1600m、4歳以上のオープン特別として行われており、のちに東京大賞典を制すスターキングマン、生涯で重賞3勝のワイルドワンダーなどが勝ち馬に連ねた。また、07年から14年までは、富士Sが「サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス」の名前で開催されており、実は重賞競走のレースタイトルになる前から、使用実績があったのだ。

 そんな、現在のサウジアラビアRCは出世レースとしての地位を確立。17年に制したダノンプレミアムは暮れの朝日杯FSを勝ち、JRA賞最優秀2歳牡馬に選出された。18年覇者グランアレグリアは、GI・6勝の歴史的な名牝へと成長。19年勝ち馬のサリオスも朝日杯FSを制し、皐月賞、日本ダービーでもコントレイルの2着に入った。22年のドルチェモアも続く朝日杯FSを勝利しており、重賞としては10年ほどの歴史ながら、計4頭のGIホースを送り出している。今年の勝ち馬からは、のちのスターホースが生まれるだろうか。

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