【侍ジャパン】井端弘和監督「きっちり見極めたい」WBC国内組最終選考のメンバー発表

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2025年10月08日 19:39  日刊スポーツ

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日韓戦のメンバー発表会見に臨み、写真に納まる侍ジャパン井端監督(撮影・江口和貴)

WBC戦士を見極める。侍ジャパン井端弘和監督(50)が8日、都内で行われた「ラグザス侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」(11月15、16日=東京ドーム)のメンバー発表会見に出席した。国内組はこのメンバーが来年3月のWBCに向け、実質的に最終選考となる見通し。さらにWBCで導入予定のピッチクロックやピッチコム、拡大ベース(ダブルベース)も同シリーズで採用される。本番さながらの枠組みで最終調整を進める。


   ◇   ◇   ◇


来年3月のWBCへ向けて生き残りをかけたサバイバルが幕を開ける。井端監督は会見の第一声で言った。


「競争が第一ですし、国内組しかいないポジションがある。特に二遊間と外野の1ポジションだと思いますので、きっちりと見極めていきたいなと思います」


順当にいけば、WBCでは外野にメジャー組が加わる可能性が高い。来年3月の本番を想定しつつ、今回は国内組の中での競争となる。「二遊間をちょっと多めに呼んでますので、今まで呼んだ選手も交ぜて考えたい」と説明。今シリーズが実質的に国内組は最終選考となる。23年秋の就任以来招集した選手とあわせて、最終メンバーを決めていく方針を明かした。


二遊間は広島小園、DeNA牧、ソフトバンク牧原大、野村、楽天村林を選出。外野は阪神森下、中日岡林、日本ハム五十幡を選んだ。捕手は初選出となった阪神坂本に加えて巨人岸田、オリックス若月、ヤクルト中村悠の4人に上る。代表チームの捕手は3人が一般的。井端監督は「ピッチクロック、ピッチコムを経験してほしいというところで4人にしました」と明かした。WBCでも導入予定のピッチクロック、ピッチコムを前もって慣れさせ、適性を見極める意味合いもあるようだ。


投手陣もWBCを見据える。特にNPB球とは異なるメジャー球への適応や相性は重要な要素になる。かねて課題に挙げていた中継ぎ左腕には阪神及川、広島森浦らに加えて中日のルーキー金丸もリリーフとして選出した。中日松山や西武平良、初選出のソフトバンク松本裕、楽天西口もリリーフ予定。ピッチクロックやピッチコムへの対応も含めて見極める方針で「1人でも多く戦力になってもらえれば」と指揮官。世界一への戦いはすでに始まっている。【小早川宗一郎】

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