日本ハム北山亘基投手(26)が8日、伊藤大海投手(28)、五十幡亮汰外野手(26)とともに、「ラグザス侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」(11月15日、16日=東京ドーム)の日本代表に選出された。昨年11月のプレミア12以来の侍入り。今季は自己最多9勝を挙げ、初の規定投球回に到達、防御率リーグ2位の1・63と躍進した4年目右腕が、来年3月のWBCを見据え、アピールする。
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北山が世界の舞台を見据え、準備を整える。昨年のプレミア12以来の侍ジャパン入り。当時は救援で結果を残した。今季は初めて規定投球回にも到達し、防御率はリーグ2位(1・63)だが、「どこでも選んでもらったそのポジションで全力で出せるようにいきたい。なんでもしますっていう感じで行きたい」と、万能性”を軸に、井端監督にアピールする。
来年3月のWBCは「1、2年目のタイミングではもう見据えてやってました」と言う。高いパフォーマンスを維持するため、プロ入り後、筋肉や肩、肘の張りよりも、睡眠の質を高めることを第一に意識してきた。「ナイター、デーゲームが入り組む中、どうやって早く入眠するか。そういう引き出しはかなり増えた」。しっかり眠って目覚めさせた高い回復力が成長を促してきた。
11日からのオリックスとのCSファーストSに登板予定。昨年は1勝1敗で迎えたロッテとの第3戦に先発し、5回途中2失点と粘投した。「1回経験したというのは心強さもある。当時感じた気持ちを思い出しながら。去年よりは準備しやすい」。チームでも侍でも、ひと皮むけた大人の投球で、勝利を引き寄せる。
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CSを勝ち抜けば、11月は日本シリーズから侍ジャパン強化試合と、多忙なスケジュールになる。「ある意味幸せ。そこでしか得られない達成感だったり、うまくいった時の喜びっていうのは、何事にも変えられない。しんどいですけど、すごくやりがいのある期間。かみしめながら、残りもやっていきたい」。まず2位からの逆転日本一に貢献し、気持ち良く侍に合流する。【永野高輔】
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