
多くの観光客で賑わう東京・浅草の浅草寺で不審者が有毒な液体を仕掛けたという想定などで大規模なテロ対策訓練が行われました。
不審者役
「警察官下がれ、こいつがどうなってもいいのか」
警察官
「動くな」
この訓練は、東京・浅草の浅草寺でイベントを開催中、不審者が有毒な化学物質を含む液体が入ったペットボトルを境内に放置したり、車で通行人の列に突っ込み、銃や刃物を持って暴れたりしたという想定で行われました。
警視庁の警察官や東京消防庁の職員らおよそ100人が参加し、訓練では観光客を避難誘導し、不審物を回収したり、銃器対策部隊などが犯人を制圧したりする流れなどを確認しました。
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警視庁浅草署の本吉順平署長は「最近では組織に属さないローンオフェンダーと呼ばれる、社会に不満を持っているような単独犯によるテロ行為も散見され、日々リスクが高まっている」と話し、有事が発生した際に的確な対処を取るために、訓練を通じて課題を見つけ、修正していくことが重要だと強調しました。