ロッテのサブロー新監督(49)が9日、ドラフト1位ルーキーで新人王候補の西川史礁外野手(22)に“獲得の太鼓判”を押した。
前日の就任会見を終え、秋季練習2日目となったこの日もZOZOマリンで練習を指揮。1年目の今季、規定打席に到達して打率2割8分1厘、3本塁打をマークした西川の打撃練習を熱心に見守った。「とにかく今は飛距離を出しなさいと。体の使い方を覚えてほしいので、フォームは崩れても構わない」とこの時期ならではのテーマを伝授。指揮官は「みなさん長打長打って言いますけど、面白いもので、最初アベレージヒッターでも年を取ってくるとホームランバッターに変わることが多々あるんです。だから最初はコンタクト率を上げた方が、将来的に長打が増える」と語り、「想像以上だった」と語るルーキーに熱く指導した。
今季の新人は実力者ぞろいだった。5球団競合のドラフト1位宗山塁内野手(22)はシーズンを通して1軍に同行し、守備位置は遊撃。打率2割6分、3本塁打を記録した。西武2位の渡部聖弥外野手(23)は打率2割5分9厘で新人で唯一の2ケタ本塁打(12本)を達成。
さらに、21年日本ハムドラフト1位の達孝太投手(21)は3完投1完封、8勝2敗、防御率2・09の好成績。西武3年目の山田陽翔投手(21)は49試合に投げ、3勝3敗、17ホールド、1セーブ、防御率2・08を残した。
熾烈(しれつ)な新人王争いが繰り広げられるが、サブロー監督は「取れてもおかしくないかなと思いますけどね。他の野手には負けていない。達ピッチャーをどう判断するかってことですよね」と話し、タイトル争いの渦中にいる22歳の成長を温かく見守った。
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