2025年10月、飲食料品3024品目が値上げ。値上げする【定番ドリンク一覧】

2

2025年10月09日 21:20  All About

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

All About

帝国データバンクが9月30日に公表した「食品主要195社」価格改定動向調査によると、2025年10月1日から値上げされる飲食料品は合計3024品目に達します。※サムネイル画像:PIXTA
株式会社帝国データバンクが9月30日に公表した「食品主要195社」価格改定動向調査によると、2025年10月1日から値上げされる飲食料品は合計3024品目に達し、今年4月以来、半年ぶりに3000品目を上回る大規模な値上げラッシュとなります。

この結果、2025年の値上げ累計品目数は12月までの公表分で2万381品目となり、2023年以来2年ぶりに2万品目の大台を超えました。

値上げ品目数の最多は「酒類・飲料」

10月の値上げを食品分野別に集計すると「酒類・飲料」の品目数が圧倒的に多く、全体の約75%を占めています。
食品分野別の値上げ品目数(出典:株式会社帝国データバンク)


定番ドリンクの改定価格をチェック

大手飲料メーカー各社も10月から相次いで値上げに踏み切ります。代表的なメーカー別に、具体的な改定内容を見ていきます(以下、公式Webサイトおよび報道をもとに、編集部にてまとめたもの。価格は全て税抜・税別)。

◆コカ・コーラ ボトラーズジャパン
対象となるのは「コカ・コーラ」や「ジョージア」「綾鷹」などで、ペットボトル、缶、紙パックなどの飲料商品全般です。メーカー希望小売価格から4.8〜23.0%値上げされます。コーヒー製品は1本当たり20〜30円、その他製品は20円、値上げとなります。

(一例)
「コカ・コーラ」「アクエリアス」(各500mL)
「綾鷹」(650mL)
180円→200円
「ジョージア ブラック」(500mL)
179円→209円

◆キリンビバレッジ
対象となるのは「午後の紅茶」や「生茶」などで、ペットボトル、缶、パウチなどの飲料商品全般です。メーカー希望小売価格を6〜22%値上げします。

(一例)
「午後の紅茶ストレートティー」(500mL)
「生茶」(525mL)
180円→200円

◆アサヒ飲料
対象となるのは「三ツ矢サイダー」「カルピス」「十六茶」などで、ペットボトル、缶、紙パックなどの飲料商品全般です。メーカー希望小売価格を約4〜25%値上げします。

(一例)
「カルピスウォーター」「三ツ矢サイダー」(各500mL)
「十六茶」(630mL)
180円→200円

◆伊藤園
対象となるのは「お〜いお茶」などで、ペットボトル、缶、紙パックなどの飲料商品のほか、ティーバッグなど全195品目です。メーカー希望小売価格から2.4〜22.2%値上げされます。

(一例)
「お〜いお茶」(600mL)
180円→200円
「TULLY'S COFFEE BARISTA'S BLACK」(390mL)
180円→220円

◆ダイドードリンコ
対象となるのは、「ダイドーブレンドオリジナル」など主力コーヒー飲料で、缶、ペットボトルなどの飲料商品全般です。メーカー希望小売価格から10〜15%値上げされます。

(一例)
「ダイドーブレンドオリジナル」(185g)
140円→160円
「ダイドーブレンド微糖コーヒーラボ世界一のバリスタ監修」(260g)
180円→200円

◆ポッカサッポロフード&ビバレッジ
対象となるのは、「キレートレモン」シリーズ、「加賀棒ほうじ茶」など、ペットボトル、缶をはじめとした飲料商品全般です。希望小売価格を約8〜22%値上げします。

(一例)
「キレートレモンWレモン」(500mL)
「加賀棒ほうじ茶」(525mL)
180円→200円
「ポッカコーヒーオリジナル」(190g)
140円→160円

飲料メーカー各社の主力商品は軒並み20円前後の値上げとなり、ペットボトルや缶コーヒーといった日常的に手に取る商品が中心です。お気に入りの一本をどう選ぶか、まとめ買いやPB商品への切り替えなど、工夫が必要となりそうです。

出典:「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2025年10月
(文:All About 編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 日本保守党の主張通り、食品の消費税を恒久的にゼロにすれば人々の消費行動は必ず上向く。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定