ノーベル文学賞受賞が決まったハンガリーのクラスナホルカイ・ラースローさんの書籍=9日午後、東京都新宿区の紀伊国屋書店新宿本店 ノーベル文学賞発表の9日夜、東京・新宿の紀伊国屋書店新宿本店には20人ほどが集まり、記者会見の中継モニターを見守った。日本に深い縁があるハンガリーの作家クラスナホルカイ・ラースローさん(71)の受賞が決まると拍手も起き、担当者は「受賞を機に手に取って」と話した。
同本店で販売プロモーションを担当する竹田勇生さんによると、唯一の邦訳本は京都滞在時の体験を基に書かれている。竹田さんは「日本文学に由来した作品なので、小説の中の情景はなじみ深いのではないか。出版社に確認して在庫を確保し、この機会に(読者に)手に取ってもらいたい」と期待を寄せた。