ピクシブは10月10日、クリエイター向けマーケット「BOOTH」に対するスクレイピング行為のガイドラインを見直すと発表した。現在のガイドラインではスクレイピング行為は悪用を防ぐために禁止している。しかし今後は、常識的な範囲であれば許容する方針だという。
現在、BOOTHのガイドラインでは「クローラーなどのプログラムを使って商品を収集する行為」「サーバに極端な負荷をかける行為」を禁止事項に定めている。その理由についてピクシブは「悪質な用途やサービスへの過度な負荷・悪影響を防ぐことを目的」と説明している。
一方、利便性向上のためにスクレイピングを行い、サードパーティーアプリとして提供する動きもあった。例えば、公開情報を収集して独自の検索や、レコメンデーションに活用するアプリなどだ。ピクシブは「このような常識の範囲内の取り組みは歓迎したい」と意向を示す。
その上でピクシブは、コミュニティーの活性化を目的に「常識的な範囲でのスクレイピング」を許容するようガイドラインを見直すと発表。ただし「他者やピクシブに被害を及ぼすおそれがあるなど悪質なスクレイピング行為と認められた場合は対象外」と例外も示している。
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ガイドラインの改定は近日中。悪用防止の観点から詳細な基準に関する問い合わせには答えられないとしている。また、サービスの安定運用を最優先するため、運営に支障が生じる場合にはこの方針を見直す可能性もあるとした。
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