【DeNA】牧秀悟「強気な姿勢で」左親指手術から２カ月…CS間に合った「チームの先頭に」

ついに始まる。DeNA牧秀悟内野手（27）が10日、「2025 JERAクライマックスシリーズ　セ」ファーストステージの前日練習に参加。シートノックでは一塁に入り、打撃練習でも快音を響かせた。左手親指の靱帯（じんたい）を手術してから約2カ月、復帰後初の公式戦がいきなりCSという大舞台になるが、昨年の日本シリーズ優勝を経験した主将の表情は落ち着いていた。「本拠地ですが受け身にならず、去年同様、強気な姿勢で攻めていければなと思います」と攻める姿勢を強調した。

リハビリ期間中も毎日のようにテレビで1軍の試合を観戦。9月には16勝6敗1分けという圧倒的な強さで2位を確定させたチームメートとの戦いぶりを見つめてきた。「チームはすごく状態もいいですし、全員の顔つきもすごくいい。キャプテンとして選手、チームの先頭に立てるようにやっていければ」と流れを加速させる。

プロ1年目から指導を受ける三浦監督の今季限りでの辞任がすでに決定している。指揮官は牧について「1年目から試合に出続けて年々成長しながら中心選手になって、今もキャプテンとして大きな柱だと思います」と称賛。状態については「100％かというと、そうじゃない。本来ならもう少し時間のかかるところをなんとか間に合わせてくれました」と最後の舞台に戻ってきた主将に感謝した。

最後の花道を2年連続日本一で飾るためにも、ポストシーズン初戦で勢いづけられるかがカギになる。三浦監督が「まずは初戦。明日のことしか考えてない。大げさに言えばそのくらいの気持ちです」と言えば牧も「1点差の勝負になると思いますし、とにかく先制点が大事」と掲げた。スタートダッシュから頂点まで駆け抜ける。【小早川宗一郎】

◆CSファーストステージの主なルール　シーズン2位と3位が3試合制で対戦し、勝利数の多い球団がファイナルステージに進出。引き分けを除いた勝利数が同じ場合は2位球団が勝者となる。球場は2位のホーム。延長は12回まで。12回終了後、同点は引き分け。12回表終了時や12回裏の攻撃中に後攻のステージ勝ち上がりが確定した場合、その時点で終了となる。予告先発を採用。

【DeNA】牧秀悟「強気な姿勢で」左親指手術から２カ月…CS間に合った「チームの先頭に」

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