【レスリング】日本初「ママで世界女王」五輪2連覇の金城梨紗子「引退を決意」詳細は12日に語る

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2025年10月11日 23:02  日刊スポーツ

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女子57キロ級で金メダルの川井梨は笑顔を見せる(2021年8月5日撮影)

レスリング女子でオリンピック(五輪)2連覇の金城(旧姓川井)梨紗子(30=サントリービバレッジソリューション)が11日、インスタグラムを更新。現役引退を表明した。


「明日は友香子の復帰戦です そして私は現役を引退する決意をしました。詳しくは明日、試合終了後にお話しさせていただきます」


ストーリーズでも「現役引退を決意しました!」と報告した。


金城は2016年リオデジャネイロ五輪(オリンピック)の女子63キロ級と21年東京五輪の57キロ級で大会2連覇を達成。妹で現姓恒村の友香子(28=同)も東京五輪の62キロ級で金メダルに輝き、姉妹で制覇した。


妹も今回、出産後の復帰戦を控えており、それを紹介した後、姉が自身の節目について記した。友香子は12日、静岡・焼津市総合体育館で行われる全日本女子オープン選手権で実戦復帰する。


梨紗子は東京五輪の直後に、元選手だった金城希龍さんと結婚。22年5月に第1子の女児を出産した。伊調馨の4連覇、吉田沙保里の3連覇に次ぐV更新とともに、五輪では日本初となる「ママでも金」を目指していたが、昨夏パリ五輪への道は断たれていた。


一方で、昨年5月に代表決定プレーオフを制し、非五輪階級の世界選手権(アルバニア)59キロ級の代表に決定。そのまま10月の本大会で頂点に立ち、日本レスリング界で初となる「ママで世界女王」に輝いた。


◆金城梨紗子(きんじょう・りさこ)旧姓川井。1994年(平6)11月21日、石川県津幡町生まれ。小学校2年の時に金沢ジュニアクラブで競技を始める。津幡中−愛知・至学館高−至学館大。19年6月の全日本選抜選手権57キロ級で伊調馨を破って優勝し、翌7月のプレーオフも伊調を連破し、同9月の世界選手権代表に選ばれて金メダル。東京五輪代表に内定し、本大会も制した。父孝人さんはグレコローマンの元学生2冠、母初江さんは元世界選手権代表。160センチ。

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