2025年1月から6月までミランでプレーしたウォーカー[写真]=Getty Images
バーンリーに所属するイングランド代表DFカイル・ウォーカーが今年1月から6月まで過ごしたミランでの時間を振り返った。11日、イギリス『スカイスポーツ』が同選手のコメントを伝えている。
現在35歳のウォーカーは、2017年夏にトッテナムからマンチェスター・シティに加入。絶対的な右サイドバックとして公式戦通算319試合出場6ゴール23アシストを記録。プレミアリーグ4連覇やクラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献した。
しかし、2024−25シーズンの前半でパフォーマンスを落とすと、シーズン後半戦はミランへのレンタル移籍を経験。加入直後はプレータイムを重ねたが、負傷などの影響で徐々に出場機会を減らした。契約時に含まれていた買取オプション付きは行使されず、マンチェスター・シティへの復帰が決定。そして今夏の移籍市場でバーンリーへの完全移籍を果たし、ここまでリーグ戦全7試合に出場している。
ウォーカーはマンチェスター・シティからミランに移籍した当時を回顧し、「おそらくキャリアで初めて自分勝手になってしまった」とコメント。「自分のことだけを考えてしまい、ベンチに座り、途中出場する生活には満足できなかったんだ。僕自身の力を証明できると信じていたし、高いレベルでサッカーができると感じていた、それにミランのようなクラブから声がかかったら断れないと思ったと」と、ミランへの移籍を決断した背景を語っている。
結果として買取オプションも行使されず、ミラン首脳陣を満足させるパフォーマンスを披露できずに終わってしまったが、ウォーカーは「後悔はない。ずっと海外でプレーしたいと思っていたし、6カ月間プレーできてうれしいよ」と述べ、自身初の海外クラブでのプレーは貴重な経験だったようだ。