画像提供:マイナビニュース 三井不動産は10月8日、Mitsui Fudosan (Asia) Malaysia Sdn. Bhd.(マレーシア三井不動産)を通じ、マレーシア・セランゴール州セメニア地区の大規模開発計画「セティア エコヒル (Setia EcoHill)」(エコヒル開発計画)への参画を決定したことを発表した。
セティア エコヒルとは、マレーシア セランゴール州内の全体約272ヘクタールの敷地に、将来計画を含む約7,000戸の分譲住宅のほか、商業施設やインターショナルスクールなどを建てる複合開発。
今回の参画は、エコヒル開発計画における戸建住宅分譲事業の最終フェーズである合計683戸の住宅開発で、三井不動産としては、マレーシアで初の戸建住宅分譲事業への参画となる。同事業が加わることで、同社のマレーシアにおける住宅分譲事業は計6事業、商業施設・賃貸住宅・物流事業と合わせると計10事業となる。
開発予定の住宅は、24時間警備員が常駐するゲート付きコミュニティ内に位置し、高い安全性を確保している。また、敷地内に緑地や公園を豊富に配置し、緑豊かな住環境を整備予定。さらに、EV充電設備やスマートロックの導入など、利便性が高くサステナブルな住宅開発を目指す。第1期着工は2026年7月、竣工は2028年を予定。
立地する場所は、クアラルンプール特別州中心部から南東へ約35km離れたセランゴール州セメニア地区。「セティア エコヒル」内には、既に「Setia EcoHill Mall」やインターナショナルスクールが開業しており、生活利便性に優れている。高速道路への直結道路も整備され、今後さらなる発展が期待されている。
同事業は、マレーシアで1974年に創業し、大規模複合施設、住宅、オフィスビル、商業施設などの企画・開発・運営を一貫して行う大手デベロッパーS P Setia Bhd.(S P Setia社)との共同事業となる。三井不動産がS P Setia社と事業を行うのは、「セティア フェデラルヒル」プロジェクトに続いて2件目。(フォルサ)