秋華賞勝ち時計ランキング レースレコードが飛び出した一戦から10年

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2025年10月14日 11:30  netkeiba

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ミッキークイーン(c)netkeiba
 10月19日(日)に京都競馬場で行われる秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)。1996年にエリザベス女王杯が古馬開放されたことにともない、牝馬三冠の最終戦として創設された。今年は二冠制覇を目指す桜花賞馬エンブロイダリー、オークス馬カムニャックをはじめ、22頭がエントリーしている。本稿では同レースの開催にともない、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する。

■4位タイ 1分58秒1 1996年 ファビラスラフイン

 Fabulous Dancer産駒のフランス産馬は、96年2月に阪神ダ1200mでデビュー勝ち。2戦目から芝に矛先を転じ、500万下特別のさわらび賞、GIIのニュージーランドT4歳Sと無傷3連勝。NHKマイルCは1000m通過56.7秒の歴史的ハイペースを追いかけ、14着に敗れたものの、夏の休養を挟んで秋華賞に向かった。5番人気でレースを迎え、道中は3、4番手の好位を追走。直線でシルクスプレンダー、マークリマニッシュをあっさりとらえると、最後は1馬身半差を付け、秋華賞の初代女王に輝いた。

■4位タイ 1分58秒1 2002年 ファインモーション

 デインヒル産駒のアイルランド生まれ。2歳12月のデビュー戦で単勝1.1倍の支持に応えると、翌年夏から500万下と1000万下をそれぞれ5馬身差、ローズSを3馬身差とワンサイドな走りで連勝を伸ばす。秋華賞では単勝1.1倍のオッズとなり、2番人気のシャイニンルビーは18.7倍と大きく離れた。レースは道中5、6番手から、持ったままマクるように押し上げ、直線では3馬身半を付ける楽勝でビッグタイトルを獲得。続くエリザベス女王杯で古馬も破り、JRA賞最優秀3歳牝馬に選ばれた。

■3位 1分57秒1 2024年 チェルヴィニア

 デビュー戦は2着に敗れたものの、未勝利、アルテミスSを勝利して、3戦2勝で2歳シーズンを終える。3歳初戦の桜花賞は休み明けや大外枠、直線での不利も響いたか、13着と大きく着順を落としたが、オークスでは豪快に差し切ってGI初制覇。秋は前哨戦を挟まず、秋華賞に直行した。単勝2.3倍の1番人気。五分のスタートから8番手あたりの中団に付けると、直線では馬群をさばいて鋭く伸び、ボンドガールに1.3/4馬身差を付ける快勝で二冠制覇を決めた。

■2位 1分57秒0 2014年 ショウナンパンドラ

 初陣から安定感ある走りは見せたが、勝ちきれないレースも多く、通算7戦目となった3歳夏の糸魚川特別で待望の2勝目。続く紫苑S(当時OP)で2着となり、優先出走権を手にし、秋華賞へと駒を進めた。オークス馬のヌーヴォレコルトが圧倒的な人気を集め、ショウナンパンドラは単勝10.1倍の3番人気。レース中盤は内で脚を溜め、直線ではラチ沿いからスルスルと抜け出すと、最後はヌーヴォレコルトの追撃をクビ差振り切って勝利。GIで重賞初制覇を果たした。

■1位 1分56秒9 2015年 ミッキークイーン

 新馬2着、未勝利1着のあと、クイーンC2着を挟んで、忘れな草賞、オークスと連勝し世代の最強女王に輝く。秋はローズS2着をステップに秋華賞に参戦。単勝3.0倍の1番人気でレースを迎えた。スタートするとノットフォーマルが飛び出していき、10秒台〜11秒台のラップが並ぶよどみない流れ。1000m通過は57.4秒の超ハイペースとなった。ミッキークイーンは直線に入るとじわじわと脚を伸ばし、クイーンズリングの末脚をクビ差封じて白星。レースレコードで二冠に輝いた。

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