全日空機、航空灯火と接触=羽田引き返し、滑走位置誤認か

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2025年10月14日 13:01  時事通信社

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時事通信社

 羽田空港(東京都)で13日夜、岩国空港(山口県)行きの全日空機が離陸前に航空灯火と接触し、約1時間後に羽田に引き返すトラブルがあった。乗客乗員174人にけがはなかった。前輪のタイヤがパンクしており、国土交通省は滑走位置を誤認した可能性があるとみて調べている。

 国交省や全日空によると、トラブルがあったのは、グループ会社「ANAウイングス」が運航する全日空639便(ボーイング737―800型)。13日午後9時ごろ羽田を離陸したが、灯火との接触に気付き、午後10時前に羽田に戻った。機体は誘導路上で停止し、乗客はバスで移動した。

 国交省が確認したところ、羽田空港D滑走路上にある左側の滑走路灯が複数破損。滑走路の中心線灯は工事で消灯していた。いずれの灯火も白色で、機体が滑走位置を左側に誤認した可能性があるという。 
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