イオンの看板 イオンが14日発表した2025年8月中間連結決算は、純利益が前年同期比9.1%増の40億4800万円だった。プライベートブランド(PB)「トップバリュ」の拡販やコスト削減などで増益を確保した。
売上高に当たる営業収益は3.8%増の5兆1899億円。物価高で消費者の節約志向が高まる中、トップバリュの値下げや増量キャンペーンが奏功した。本業のもうけを示す営業利益は19.8%増の1181億円。営業収益、営業利益とも中間期として過去最高を更新した。
吉田昭夫社長は、14日の決算説明会で「(消費者は)やむを得ず値上げを看過している状況だ」と指摘。業績が好調な低価格帯の小型スーパー「まいばすけっと」について、「来年度からは年間200店舗以上の出店を目指していきたい」と話した。