ブラジルは上田(18番)のゴールで逆転負けを喫した [写真]=Getty Images ブラジル代表は14日、キリンチャレンジカップ2025で日本代表に2−3で敗れた。ブラジル代表は1930年に行われたFIFAワールドカップの初回大会から、全ての大会に参加している唯一の国で、優勝回数も歴代最多の5回を誇る。そんな“王国”が最後にアジア勢のチームに敗れるのは、実に26年ぶりの珍事となっている。
今回の10月シリーズでアジア遠征に臨んだブラジル代表は、10日に行われた韓国代表とのゲームはゴールラッシュを披露し、5−0で勝利。勢いに乗って日本へ乗り込み、『東京スタジアム』で日本代表とのキリンチャレンジカップ2025に臨んだ。
試合は序盤からブラジル代表がボールを保持し、26分には見事なパスワークからDFパウロ・エンリケ(ヴァスコ・ダ・ガマ)が先制点をゲット。続く32分にはFWガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル/イングランド)が左足でシュートを突き刺し、2点をリードしてハーフタイムに突入する。だが、後半に入ると、日本代表の猛攻を受ける。52分、DFファブリシオ・ブルーノ(クルゼイロ)のパスが乱れたところからMF南野拓実(モナコ/フランス)にゴールを許すと、62分にはMF中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)、71分にはFW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)と立て続けに失点し、終わってみれば2−3でタイムアップを迎えた。
ブラジル代表から見ると、これが日本代表との国際Aマッチ14試合目にして初の黒星。最後に勝利を逃したのは、2−2で終えたFIFAコンフェデレーションズカップドイツ2005のゲームで、以降は6度の対戦で全勝していた。“対アジア”まで対象を広げても、コンフェデ杯のゲームで日本代表と引き分けた後、“セレソン”はアジアのチームを相手に22連勝を記録。そんな記録が、今回の逆転負けでストップすることとなった。
ちなみに、ブラジル代表が最後に“現在の”アジア勢に敗れたのは、2001年6月9日に行われたFIFAコンフェデレーションズカップ日韓2001・3位決定戦のオーストラリア代表戦(●0−1)。ただし、当時のオーストラリア代表はAFC(アジアサッカー連盟)転籍前(※当時はオセアニアサッカー連盟所属)だったため、厳密に指摘すると“試合時の”アジア勢とは呼べない。このオーストラリア代表戦の敗北を除くと、最後に黒星を喫したのは、1999年3月28日に行われた韓国代表(●0−1)との国際親善試合となっている。
2005年のコンフェデ杯以降の、ブラジル代表の対アジアチームの結果は下記の通り
◼︎ブラジル代表の対アジア勢試合結果
※日付/大会名/スコア
2005年11月12日/国際親善試合/UAE代表 0−8 ブラジル代表
2006年6月19日/FIFAワールドカップドイツ2006/ブラジル代表 2−0 オーストラリア代表
2006年6月23日/FIFAワールドカップドイツ2006/日本代表 1−4 ブラジル代表
2009年11月17日/国際親善試合/オマーン代表 0−2 ブラジル代表
2010年6月16日/FIFAワールドカップ南アフリカ2010/ブラジル代表 2−1 北朝鮮代表
2010年10月8日/国際親善試合/イラン代表 0−3 ブラジル代表
2012年9月11日/国際親善試合/ブラジル代表 8−0 中国代表
2012年10月12日/国際親善試合/ブラジル代表 6−0 イラク代表
2012年10月16日/国際親善試合/日本代表 0−4 ブラジル代表
2013年6月16日/FIFAコンフェデレーションズカップブラジル2013/ブラジル代表 3−0 日本代表
2013年9月8日/国際親善試合/ブラジル代表 6−0 オーストラリア代表
2013年10月12日/国際親善試合/韓国代表 0−2 ブラジル代表
2014年10月14日/国際親善試合/ブラジル代表 4−0 日本代表
2017年6月13日/国際親善試合/オーストラリア代表 0−4 ブラジル代表
2017年11月10日/国際親善試合/日本代表 1−3 ブラジル代表
2018年10月13日/国際親善試合/サウジアラビア代表 0−2 ブラジル代表
2019年6月6日/国際親善試合/ブラジル代表 2−0 カタール代表
2019年11月19日/国際親善試合/ブラジル代表 3−0 韓国代表
2022年6月2日/国際親善試合/韓国代表 1−5 ブラジル代表
2022年6月6日/国際親善試合/日本代表 0−1 ブラジル代表
2022年12月6日/FIFAワールドカップカタール2022/ブラジル代表 4−1 韓国代表
2025年10月10日/国際親善試合/韓国代表 0−5 ブラジル代表
2022年10月14日/国際親善試合/日本代表 3−2 ブラジル代表
【ゴール動画】日本代表、ブラジル相手に歴史的逆転劇!
⚽️キリンチャレンジカップ2025🏆
サッカー王国相手に歴史的初勝利へ‼
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前半26分
サッカー王国ブラジルの華麗なパスワークで失点#エンヒッキ のゴール
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🇯🇵日本0−1ブラジル🇧🇷#テレビ朝日 系列地上波にて生中継📺⚡#JFA #サッカー日本代表#テレ朝サッカー #サッカー pic.twitter.com/J6yMkF7cmn— テレ朝サッカー (@tvasahi_soccer) October 14, 2025
⚽️キリンチャレンジカップ2025🏆
サッカー王国相手に歴史的初勝利へ‼
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前半32分#ルーカス・パケタ の浮き球パスに
抜け出した #マルティネッリ がゴール
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🇯🇵日本0−2ブラジル🇧🇷#テレビ朝日 系列地上波にて生中継📺⚡#JFA #サッカー日本代表#テレ朝サッカー #サッカー pic.twitter.com/G1WpE0rGQ1— テレ朝サッカー (@tvasahi_soccer) October 14, 2025
⚽️キリンチャレンジカップ2025🏆
サッカー王国相手に歴史的初勝利へ‼
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後半7分
相手のミスを見逃さず #南野拓実 がゴール‼
1点差に迫る‼
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⚽️キリンチャレンジカップ2025🏆
サッカー王国相手に歴史的初勝利へ‼
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後半17分#堂安律 と #伊東純也 と繋いで
最後は #中村敬斗 がゴールで同点‼
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⚽️キリンチャレンジカップ2025🏆
サッカー王国相手に歴史的初勝利へ‼
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後半26分#伊東純也 のコーナーキックに
最後は #上田綺世 がヘディングでゴール‼
ついに逆転‼
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🇯🇵日本3−2ブラジル🇧🇷#テレビ朝日 系列地上波にて生中継📺⚡#JFA #サッカー日本代表#テレ朝サッカー #サッカー pic.twitter.com/pJE837Rjpx— テレ朝サッカー (@tvasahi_soccer) October 14, 2025