秋華賞で史上最多タイの同一馬主GI・4連覇なるか

0

2025年10月15日 08:30  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

秋華賞2025に出走予定のブラウンラチェット(24年10月撮影、ユーザー提供:Spice Upさん)
 (有)サンデーレーシングがブラウンラチェット(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)で秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)の4連覇を狙う。

 サンデーレーシングは日本を代表するクラブ法人だ。これまでにオルフェーヴルやブエナビスタ、ジェンティルドンナやグランアレグリアなど、数え切れないほどの名馬を送り出してきた。24年の高松宮記念をマッドクールが制し、馬主として史上初のJRA・GI完全制覇を成し遂げたのは記憶に新しいところだ。

 秋華賞にはブラウンラチェットを送り込む。現役最強のダート馬として君臨しているフォーエバーヤングの半妹。昨秋に新馬、アルテミスSとデビュー2連勝を果たし、クラシックの有力候補に浮上した。一転、その後はGIを3戦して阪神JFが16着、桜花賞が9着、オークスが7着と人気を下回る着順が続いている。ただ、血統的に早熟ではないはず。名門・手塚厩舎の管理馬でもあり、大舞台の激変があっても不思議はない。

 サンデーレーシングは22年のスタニングローズ、23年のリバティアイランド、24年のチェルヴィニアと、秋華賞を3連覇中だ。ブラウンラチェットが勝てば、自身の10〜13年のジャパンカップ以来で史上2度目、史上最多タイとなる同一馬主・同一JRA平地GI・4連覇。人気落ちの良血が輝きを取り戻し「黒、赤十字襷、袖黄縦縞」の勝負服が偉業達成となることを期待したい。

    ニュース設定