日本代表がブラジル代表に歴史的初勝利! [写真]=金田慎平 日本代表は14日に行われたキリンチャレンジカップ2025でブラジル代表と対戦し、3−2で勝利した。
FIFAワールドカップで歴代最多5度の優勝を誇る“サッカー王国”を『東京スタジアム』に迎えた日本代表は、26分に華麗なパスワークからパウロ・エンリケにネットを揺らされると、6分後にはガブリエウ・マルティネッリに追加点を許す。それでも後半開始早々に相手のミスから南野拓実が追撃の1点を挙げると、62分には伊東純也のクロスから中村敬斗が同点弾。71分には伊東のCKから上田綺世がヘディングシュートを叩き込み、3−2で鮮やかな逆転勝利を飾った。
日本代表がブラジル代表に勝利したのは史上初。これまでの対戦成績は2分11敗、直近では6連敗を喫していたが、過去最多の3ゴールを奪い、14度目の対戦にして歴史的勝利を掴んだ。国際親善試合とは言え、“サッカー王国”を相手に2点ビハインドから3点を奪って逆転勝利したことは、開幕まで1年を切ったFIFAワールドカップ26で優勝という壮大な目標を掲げる日本代表にとって大きな自信になるだろう。
一方、ブラジル代表にとっては屈辱的な敗戦だ。『BESOCCER』によると、ブラジル代表が2点リードから逆転負けを喫したのは、1952年に行われたヘルシンキ・オリンピックの西ドイツ代表戦以来73年ぶりとのこと。また、21世紀に入ってから2点を奪いながらも敗れたのは、2011年のドイツ戦、2012年のアルゼンチン戦、2023年のセネガル戦について4度目だという。
また、ブラジル代表にとっては3月に行われたFIFAワールドカップ26南米予選アルゼンチン戦(1−4●)以来となる3失点以上での敗戦に。『Sofascore』によると、ブラジル代表が同じ年の複数試合で3失点以上を喫したのは2014年以来11年ぶりとのこと。当時は自国開催のFIFAワールドカップでベスト4に進出したが、準決勝でドイツに1−7で惨敗し、3位決定戦でオランダに0−3で敗れている。
【ハイライト動画】日本代表が“王国”ブラジルに歴史的勝利! 後半3発で鮮やか逆転