韓国の有名大食い系YouTuber(ユーチューバー)のtzuyang(ツヤン=28)が14日、韓国国会に参考人として出席し、ネット被害の深刻さを証言した。
ツヤンはスリムで整ったビジュアルながら大食い動画を数多くアップする、、フォロワー1000万人を超える人気YouTuber。今回、国会の。科学技術情報放送通信委員会による国政監査に出席し、インターネット上での炎上やゴシップを意図的に引き起こして注目を集めた、収益を得たりするユーチューバーらによる被害を証言した。
韓国テレビ局のSBSは15日「ツヤンは『この場にいらっしゃる委員の方々と専門家の方々が、社会に必要な制度を必ず作ってくれることを願う気持ちで参加した。私がこの場に出ても良いのか、とても心配で怖かった。このような重要な席に招待してくださったことに感謝したい。そして責任感も感じるようになった』と切り出した」と報じた。
ツヤンは過去に、元交際相手で元所属事務所代表だった男から暴行被害を受けたことや、風俗店勤務を強要されたことなどを告白。それらの情報流布や恐喝に関与したとして、迷惑系ユーチューバーが懲役3年の実刑を言い渡されるなど、複数のユーチューバーが有罪判決を受けている。
今回ツヤンは、経験した苦痛と被害の事実を赤裸々に告白。「被害を受けた当時は、本当に何もできないほど恐ろしくて、途方に暮れる状況だった」と吐露した。「数年間、脅迫とお金を要求される状況を我慢したが、結局、被害事実が歪曲(わいきょく)され、虚偽事実がインターネットに広がり始め、深刻な苦痛を体験した」と明らかにした。
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さらに「率直に言って彼らの報復が怖くて何も対応できなかったし、訴訟さえもできなかった。でも周辺の人々の助けで勇気を出して戦い始めた」と証言した。
加害者のユーチューバーらは、控訴審で有罪を宣告されるまで2年半がかかり、この期間中に法的対応と治療などに相当な時間と費用がかかったことにも言及。プラットフォーム側にも対応を求めたことを紹介した上で「映像拡散は非常に速く、1日で数十万人の人が見るので、すでに人々が見てからは、それが消える手続きがなされるとしても誤解を解くことは非常に難しい」と、迅速な措置の必要性を強調した。
最後に「もしインターネットで誰かに書き込みなどを残す時は、その相手も感情があり、同じように悲しみを感じる人だということを1度だけでも必ず考えて、コメントや文を残してほしいという願いです」と話した。
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