練習を見守る新井監督(撮影・加藤孝規)広島新井貴浩監督(48)が就任後初めてみやざきフェニックス・リーグを視察する。15日のマツダスタジアムでの秋季練習を途中で切り上げ、宮崎へ移動。16日から4試合視察予定で、指揮は執らない。現地では今季中継ぎだった新人岡本が先発に挑戦し、ユーティリティープレーヤーの二俣は捕手に再挑戦。1軍で打席を重ねた佐々木や矢野も実戦漬けの日々を過ごす。新井監督は「試合の映像は見ているけど、実際に自分の目で見ないと。動きだったり、表情だったり、姿勢とかは映像では見えないから」と視察理由を説明した。
秋季キャンプは昨年まで40人以上の選手を同行させていたが、今秋は30人前後に絞り込む。新井監督は「時間は限りがあるから。大所帯で行くと分散される」と参加選手を限定して鍛え上げていく方針を明かした。秋季キャンプメンバーの絞り込みは、今回視察するみやざきフェニックス・リーグでのプレーも判断材料となる。「秋のキャンプもあるけど、2月の1軍キャンプのメンバー(の争い)も始まっているわけだから。秋のキャンプもあるけども。2月のキャンプも頭に入れながらになる」。若手にとって4試合の御前試合は今秋、来春につながるアピールの場となる。【前原淳】