【西武】フェニックス・リーグ序盤は勝ち越し 篠原響、冨士大和、古賀輝希、福尾遥真らが好成績

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2025年10月15日 17:19  日刊スポーツ

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西武の球団旗

ペナントレース5位の西武は、宮崎県で行われているフェニックス・リーグの序盤戦を4勝2敗1分け(雨天中止1試合)で終えた。


若手投手たちの活躍が光る。昨秋ドラフト5位の高卒ルーキーながら1軍戦2試合で先発した右腕の篠原響投手(19)は、9日の巨人戦では5回無安打4奪三振。イースタン・リーグでも対戦が多い巨人打線には登板のたびに捉えられるケースが増えたが、今回は圧倒してみせた。


同育成ドラフト1位左腕の冨士大和投手(19)は、CSを控えたメンバーもいる阪神打線を7回2失点。リリーフで自己最速156キロをマークしたプロ2年目右腕の成田晴風投手(19)も含め、藤川監督ら相手ベンチからもその豊かな素質を称賛された。


制球に課題があった育成2年目左腕のシンクレア投手(24)は3試合で打者10人に3四球を出しつつ、奪三振も6個と力を見せている。夏の美唄合宿の前から青木ファーム投手コーチからマンツーマンで指導を受けてきたが、ようやく芽を出しつつある。


打者ではプロ1年目ながらオフに戦力外通告を受けた古賀輝希内野手(25)が出場6試合で打率3割8分9厘、1本塁打、8打点と絶好調で、OPS(出塁率+長打率)も1・1を超えている。


今季2軍戦では45打席で23三振と振るわなかったが、今回のフェニックス・リーグでは24打席で4三振のみ。「初球を見送ってカウントを苦しくするケースが多かったので、少し意識して振るようにしています」と積極性を出し、持ち前の長打力を生かし始めている。球団は来季の育成契約を打診する可能性がある。


昨秋育成ドラフト6位の福尾遥真内野手(19)も6試合連続安打で打率3割2分と当たっている。


今季3軍戦では主に二塁手としてプレー。学法石川(福島)時代の春の甲子園では、今秋ドラフト候補の健大高崎(群馬)の石垣元気、佐藤龍月の両投手から計3安打している。


15日は休養日で、27日まで残り10試合が組まれている。16日の斗山戦(南郷スタジアム)からは、今季1軍で自身初の規定打席到達を果たした長谷川信哉外野手(23)もチームに合流する予定だ。【金子真仁】

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