4つの大会を戦う広島に大打撃…田中聡が顔面骨折および脳震とうと診断、ルヴァン杯横浜FC戦で負傷交代

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2025年10月15日 19:11  サッカーキング

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ACLEも開幕し、過密日程の広島で、田中は欠かせない“心臓”として躍動 [写真]=Getty Images
 サンフレッチェ広島は15日、同クラブに所属するMF田中聡の負傷を発表した。

 田中は今月12日に行われた2025JリーグYBCルヴァンカップ・プライムラウンド準決勝第2戦の横浜FC戦に先発出場していたものの、同試合前半途中の30分、相手との接触で倒れ込んだ後、一度ピッチに戻ったものの、脳震とうの疑いでプレー続行は不可能となり、担架に運ばれてピッチを後に。MFトルガイ・アルスランとの交代を余儀なくされており、状態が心配されていた。

 同試合から3日後の15日、広島は田中の負傷の詳細を報告。試合当日に広島県内の病院で検査を受けた結果、顔面骨折および脳震とうと診断されたという。全治までに要する期間等は明かされていない。

 今季より広島でプレーする田中は、ここまで行われた2025明治安田J1リーグで24試合出場1得点を記録しているほか、2025JリーグYBCルヴァンカップでは4試合出場、天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会では3試合出場2得点、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では2試合出場を記録している。特に、天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会・準々決勝の名古屋グランパス戦では2ゴールを挙げ、広島の準決勝進出に大きく貢献していた。

 現在、2025明治安田J1リーグで5位につける広島は、残り5試合の状況で優勝の可能性を残している。加えて、前記の2025JリーグYBCルヴァンカップ・プライムラウンド準決勝では横浜FCを2戦合計スコア4−1で破っており、11月1日に柏レイソルとの決勝が控えている状況。さらに、天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会では準決勝に駒を進めており、2025−26シーズンのACLEもスタートしたことから、現在は4つの大会を同時並行で戦っている。

 数多くのタイトル獲得のチャンスを残す中、シーズン終盤戦を戦い抜くが、中盤で“心臓”とも言える活躍を見せていた田中が、チームを離れることが決まってしまった。


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