無印良品でリノベーションした築50年の狭い団地のルームツアーがYouTubeで紹介されました。工夫とセンスが詰まった出来栄えが「ステキ」「住みたい」と反響を呼び、動画は記事執筆時点で2万6000回以上再生されています。
動画を投稿したのは、築50年以上の団地を購入して無印良品でリノベーションした50代女性・コクウさん。無印良品やイケアの商品を使った収納アイデアや片付け術をYouTubeチャンネル「コクウチャンネル/Sachiko Takagi」で紹介しています。
以前には6畳の子ども部屋を仕切って2人用に分けるDIYやイケア製品でのベランダの模様替えが話題になりました。今回は、団地の部屋を無印良品でリノベーションした際の間取りの工夫について、ルームツアー形式で紹介しています。
リノベーション前の間取りは団地サイズの6畳が2間と4畳半の部屋、そしてキッチンという構成になっており、一般的な昭和の団地の間取りでした。
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リノベーションにあたって家具の位置を考慮した間取り図面を作成しましたが、古い団地なだけに実際に解体してみないと実寸が分からない部分があり、作業を進めていくに連れて当初の見積もりより狭くなってしまったところがあるそうです。
ルームツアーではリノベーションのこだわりポイントを解説していきます。まず玄関を入ると、真っすぐ奥の部屋まで見通せました。奥の扉は閉めることができるので、状況に応じてプライバシーが守られます。
玄関を入って左側は、洗面台、お風呂場、トイレ、洗濯機置き場がある水回りエリアです。ユニットバスは無印良品のものを入れたかったそうですが、団地サイズの狭いお風呂場だったため特注のものになりました。
廊下奥から右側に入るとキッチンです。スペースを有効に使うため設計士さんは壁付けキッチンを勧めましたが、これまでずっと壁に向かって料理をしてきたので、掃き出し窓に向いて作業ができる配置を採用しました。
高台で空がよく見えるので、このキッチンは“超お気に入り”なのだそうです。確かに窓を開けるととても開放的ですね。
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キッチンの詳細も明かしてくれました。システムキッチンには「無印良品のリノベーション」の標準仕様組み合わせキッチンを採用しており、後ろを向くと作り付けのカウンターがあります。
また、キッチンと掃き出し窓の間のスペースには食洗機を置く台とその下に棚収納がありました。このスペースは部屋の他の場所から見えにくいので、一時的に物を置くスペースとしても活用しています。
コクウさんは「たぶん万人にはウケないんですけど」と前置きした上で、「個人的には本当に『理想のキッチンがかなった』ぐらいに大満足の間取りです」と語りました。
キッチンにスペースを取るとリビングは狭くなってしまいます。しかし、リノベーション時点で3人の子どものうち1人は巣立っており、一番下の子は高校3年生だったので、子どもたちが遊べるような広さは不要と判断しました。
リビングに接している左側の部屋はコクウさんの寝室兼仕事場になっており、寝るときは布団を出して敷いているそうです。また、玄関を入ってすぐ右側の子ども部屋は以前に動画で紹介しています。
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現在は3人で暮らしている団地のルームツアーに、コメント欄では「とってもすてきな間取りですね」「本当に全てがすごすぎて、狭いおうちの工夫が隅々までされててとっても楽しかったです。完璧な間取りですね」「白い清潔感のあるナチュラルなお部屋がすてきすぎます! 住みたい……!」「リノベーションってスゴイですねっ!」と称賛する声が寄せられています。
特に、窓から外が見えるキッチンが好評のようで「うちも壁付け、独立型キッチンなので外が見えるキッチンずっと憧れてます。ちょっと変わった配置も楽しくていいですね!」「キッチンはこの配置がどのマンションでも理想的」「私もキッチンから外を見たい!」という反応がありました。
片付けコンサルタントでもあるコクウさんは、心地良く暮らすためのヒントをYouTubeチャンネル「コクウチャンネル/Sachiko Takagi」、Instagram(@katadukekokuu)、Webサイトで公開中です。
動画提供:YouTubeチャンネル「コクウチャンネル/Sachiko Takagi」
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