ASUS JAPANの新型ポータブルゲーミングPC「ROG Xbox Ally」(想定価格8万9800円)と「ROG Xbox Ally X」(想定価格13万9800円)が、10月16日に発売を迎える。製品名の通り、両モデルはMicrosoftの「Xbox」とのコラボレーションモデルで、本体は「Xbox コントローラー」を模したデザインになるなど、よりゲームに適した進化を遂げている。
この記事では、両モデルのデモ機を先行試用した所感をまとめたい。今回はスペックの異なる2モデルが同時に発売されるということで、「どっちを買えばいいのかな……?」と悩んでいる人もいるかもしれない。参考になれば幸いだ。
●持ちやすくて操作しやすいゲームコントローラー
ROG Ally(エイライ)シリーズは、ROG(Republic of Gamers)ブランドのポータブルゲーミングPCとして2023年に初代モデルが登場した。
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翌2024年には、ストレージやメモリを増量し、ブラックカラーをまとった「ROG Ally X」が投入された。
そして2025年は、先述の通りXboxとコラボレーションした2モデルが同時に投入される。ポータブルゲーミングPC市場は拡大の一途をたどっており、他社も新製品を続々と投入している。進化と競争が激しいカテゴリーにおけるASUSの“次の一手”がROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xということになる。
ROG Xbox Ally/Ally Xの外観の特徴は、大型化したグリップだ。これは「Xbox コントローラーをROG Allyに融合させる」というコンセプトの元に設計されたという。
実際にXbox コントローラーと並べてみると、グリップの太さはかなり似ており、手に持った際のホールド感も近い。筆者はPCでゲームを遊ぶ際にXbox コントローラーを利用しているので、両モデルは手になじみやすい。
グリップ部は布地のような手触りの表面加工がなされており、これが滑り止めの役割を果たす。ボディー全体に小さな「ROG」ドットパターンが施されているため、キー回りなど手の触れる部分の汚れや傷が目立ちにくいのも魅力だ。
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ゲームコントローラー(パッド)のボタン/トリガーも、グリップを握った際に自然に指が届く範囲に配置されている。操作していて指がつるようなこともなく、押した際の感触も良い。
●モデルによって構成が異なるポート類
外部接続端子はイヤフォン/マイク端子、microSDメモリーカードスロットと、USB Type-C端子×2を、本体上部に集中配置している。
USB Type-C端子は、ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xで仕様が異なる。ROG Xbox Allyは2基共にUSB 3.2 Gen 2(USB 10Gbps)規格であるのに対し、ROG Xbox Ally Xでは片方がUSB4 Version 1.0(USB 40Gbps)規格となる。ただし、いずれの端子もUSB PD(Power Delivery)規格の給電とDisplayPort Alterante Modeによる映像出力に対応している。
microSDメモリーカードリーダーは最大毎秒312MB(理論値)のアクセスに対応する「UHS-II規格」に準拠している。ストレージ容量が足りなくなった場合は、UHS-II対応のmicroSDメモリーカードを用意すれば補える。
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本体上部にある電源ボタンは、Windows Helloの指紋認証にも対応している。
本体背面には大型の吸気口が設けられている。ここで吸気をして、本体上部から一気に排気する仕組みだ。左右のグリップを握った状態でも吸排気に支障のないように配慮されている。
“ポータブル”ということもあり、両製品は本体を寝かせた状態や立てた状態など、さまざまな姿勢(プレイスタイル)でも十分な冷却ができる「ゼログラビティ技術」を採用している。吸排気口から内部に異物が混入しないように、ダストフィルターも搭載されている。
高負荷なゲームプレイを万全に行える冷却性能を確保した上で、自宅での「ごろ寝」から屋外でのプレイまで、プレイスタイルを問わず安心して遊べる設計はROG Xbox Allyシリーズの隠れた強みだ。
●モデルによってアーキテクチャが異なるAPU
ROG Xbox Ally/Ally Xは、AMD製の小型PC向けAPU(GPU統合型CPU)である「Ryzen Z2」シリーズを採用していることも特徴だ。ただし、同じシリーズながらも両モデルが搭載するAPUには“大きな差”がある。
ROG Xbox Allyが採用する「Ryzen Z2A」は、CPUコアが「Zen 2アーキテクチャ」(4基8スレッド)、GPUアーキテクチャは「RDNA 2アーキテクチャ」(8基)となる。世代的にいうと、CPUコアは最新から3世代前、GPUコアは2世代前だ。
一方で、ROG Xbox Ally Xが採用する「Ryzen AI Z2 Exterme」は、CPUコアは最新の「Zen 5アーキテクチャ」(Zen 5コア3基+Zen 5cコア5基)、GPUコアは0.5世代前の「RDNA 3.5」(16基)だ。これに加えて、AIにおける推論演算に特化したNPUも搭載している。
NPUは現行の「XDNA 2」アーキテクチャで、ピーク時の性能は50TOPS(毎秒50兆回)となる。AI単体なら「Copilot+ PC」の要件を満たすが、ROG Xbox Ally XはCopilot+ PCを特にうたっていない。
ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xは、メモリ/ストレージ(PCI Express接続SSD)/バッテリーの容量も異なる。
ROG Xbox Allyはメモリが16GB、ストレージが512GB、バッテリー容量(定格値)が60Whとなっている。それに対して、ROG Xbox Ally Xはメモリが24GB、ストレージが1TB、バッテリー容量(定格値)が80Whだ。
ディスプレイは両モデル共通で、1920×1080ピクセル(フルHD/1080p)でタッチ操作対応の7型液晶パネルを搭載している。リフレッシュレートは最大120Hzと、ゲーミング用途に適したものだ。ただし、ROG Xbox Allyは標準で1280×720ピクセル(HD/720p)表示に設定されている。これはGPUコアのパフォーマンスを考慮した結果だろう。
主にAPUのスペックの違いから、ROG Xbox Allyは「720p解像度の低〜中画質でのゲームプレイ」あるいは「クラウドゲーミングサービスのリモートプレイ」を想定しているのに対して、ROG Xbox Ally Xは「720pの高画質〜1080pの中画質でのゲームプレイ」を想定している。同じシリーズだが単なる“色違い”ではポジショニングの違いがあるので注意したい。
●ベンチマークテストで実際の性能をチェック!
ここからは、ROG Xbox Ally/Ally Xのパフォーマンスをベンチマークテストを通してチェックしていく。両製品は過去のROG Allyシリーズと同様に、ASUSのゲーミング向けユーティリティーアプリ「Armoury Crate」を通して動作モードを「ターボ」「パフォーマンス」「サイレント」から選べる。今回はパフォーマンス最優先のターボ設定を使って試してみた。
なお、参考としてROG Ally Xのレビューで取ったスコアも掲載する。
CINEBENCH R23
3Dレンダリングを通してCPUの性能をテストする「CINEBENCH R23」の結果は以下の通りだ。
・マルチコア
・ROG Xbox Ally:4745ポイント
・ROG Xbox Ally X:1万1737ポイント
・ROG Ally X:1万3801ポイント
シングルコア
・ROG Xbox Ally:1038ポイント
・ROG Xbox Ally X:1936ポイント
・ROG Ally X:1753ポイント
両テストでROG Xbox Ally Xがベストスコア……とはならず、マルチコアテストではROG Ally Xがトップとなった。これはROG Ally Xが搭載するAPU「Ryzen Z1 Extreme」のCPUコアが8基全てが同じものなのに対して、ROG Xbox Ally Xが搭載するRyzen AI Z2 Extermeは8コアのうち5基がパフォーマンスを少し抑えたZen 5cコアとなっていることが影響している。
一方で、ゲーミングにおいてより重要とされるシングルコアのスコアは、順当にROG Xbox Ally Xがベストを記録している。ゲームにおけるCPUパフォーマンスは、着実に上がっているといっていいだろう。
PCMark 10
ROG Xbox Allyシリーズは、形状こそゲームに特化しているが中身はWindows PCそのものだ。キーボードやマウスをつなげばWebブラウズや文章作成などもこなせる。USB Type-C端子を介して外部ディスプレイもつなげば、より快適になる。「家ではデスクトップPCみたいに使うんだ」と考えている人もいるだろう。
そこでPCの総合ベンチマークテストアプリ「PCMark 10」でWindows PCとしての普段使いのパフォーマンスも確かめてみた。総合スコアは以下の通りだ。
・ROG Xbox Ally:3520ポイント
・ROG Xbox Ally X:6893ポイント
・ROG Ally X:7181ポイント
こちらもCPUコアの構成の違いが若干響いて、ROG Xbox Ally XよりもROG Ally Xの方が少しだけ良いスコアだった。いずれにしても、標準的なノートPCと比べて高めであることには変わりない。
これらと比べると、ROG Xbox Allyのスコアは少し低めに見える。しかし、Webブラウズやオフィスアプリの利用であれば必要十分なパフォーマンスは確保できている。
3DMark
次に、3Dグラフィックスのパフォーマンスをチェックするアプリ「3DMark」で、幾つかのテストを実施した。
今回はDirectX 12を使用する「Time Spy」「Night Raid」と、DirectX 11を使用する「Fire Strike」の3種類のスコアを比較する。レンダリング解像度はTime Spyのみ2560×1440ピクセル(WQHD/1440p)で、残り2つは1920×1080ピクセルとなる。Time SpyとFire Strikeについては、より高い解像度のテストも用意されているが、テスト機“単体”ではオーバースペックということもあり割愛している。
総合スコアは以下の通りだ。
・Time Spy
・ROG Xbox Ally:1929ポイント
・ROG Xbox Ally X:3929ポイント
・ROG Ally X:3435ポイント
Night Raid
・ROG Xbox Ally:1万8249ポイント
・ROG Xbox Ally X:3万2596ポイント
・ROG Ally X:2万9319ポイント
Fire Strike
・ROG Xbox Ally:4859ポイント
・ROG Xbox Ally X:8961ポイント
・ROG Ally X:8042ポイント
GPUコアの理論性能通りの結果となり、全てのテストでROG Xbox Ally Xがトップに立った。ROG Ally Xでも「サイズの割に頑張っているな」という印象だったが、ROG Xbox Ally Xはそれを上回るスコアを叩き出している。これだけのスコアであれば、重ためのゲームでも設定を少しいじるだけで十分に遊べるはずだ。
一方で、ROG Xbox AllyはCPU/GPUアーキテクチャの古さが響いて、スコアで差が開いてしまっている。先ほども触れた通り、オンデバイスでゲームを遊ぶ場合は、1280×720ピクセル解像度の低〜中品質が良さそうだ。
FF15ベンチマーク
実際のゲームベースのベンチマークテストもやってみようということで、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク(FF15ベンチマーク)」を実行してみた。1920×1080ピクセルの「高品質」でのスコアは以下の通りだ。
・ROG Xbox Ally:1899ポイント(動作困難)
・ROG Xbox Ally X:3344ポイント(普通)
・ROG Ally X:2883ポイント(やや重い)
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONは、発売から時間が経過している。しかし、CPUやGPUの使い方的には今でも“重量級”だ。1920×1080ピクセルの高品質でも「普通」評価が出るROG Xbox Ally Xは、“ポータブル”であることを考えるとかなり魅力的といえる。ゲームを遊ぶ上で、一般的な据え置き/ポータブルゲーム機からポータブルゲーミングPCに主軸を移そうと考えている人は要チェックだ。
ROG Xbox Allyについては、さすがに1920×1080ピクセルの高品質は荷が重い。1280×720ピクセルの軽量〜標準品質くらいで遊ぶと良さそうだ。
Cyberpunk 2077
ポータブルゲーミングPCでは、重量級のゲームタイトルが遊べるのか――それを試すべく、「Cyberpunk 2077」のゲーム内ベンチマークテストで平均フレームレートを計測してみよう。
ただ、Cyberpunk 2077ともなると、標準設定そのままだと荷が重すぎる。そこで1920×1080ピクセルでプリセットの「レイトレーシング:低」設定でテストをしてみた。結果は以下の通りだ。
・ROG Xbox Ally:22.41fps
・ROG Xbox Ally X:47.65fps
・ROG Ally X:22.45fps
ROG Xbox Ally Xは平均30fpsを超えている。ゲームプレイに支障が出ないレベルを求めるなら平均60fps以上あると良いのだが、平均47.65fpsなら「ん、ちょっと引っかかるな」というシーンが時々出る程度で、案外遊べてしまう。もちろん、設定をもうちょっと低くすればより快適に遊べる。
画質(または解像度)面である程度の妥協ができるなら、重量級ゲーミングタイトルも結構遊べそうだ。
アーマードコア6
最後に、筆者の趣味として「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマードコア6)」の平均フレームレートを比べてみよう。
アーマードコア6は、重量級とまではいかないもの最新世代のゲーム機向けにも展開されており、軽量級とも言いがたい絶妙なタイトルだ。発売から2年経過するが、今もやることがないとつい遊んでしまう。
今回は解像度を1920×1080ピクセル、画質設定を「最高」、上限フレームレートを120fps(設定上の限界)とした上で、ゲーム前半の関門ステージ「ウォッチポイント襲撃」を遊んだ際の2分間の平均フレームレートを「CapFrameX」で計測した。結果は以下の通りだ。
・ROG Xbox Ally:30.4fps
・ROG Xbox Ally X:46.2fps
・ROG Ally X:40.3fps
ROG Xbox Ally Xが最良の結果なのは予想通りだが、今までのテストと比べるとROG Xbox Allyも健闘している。今回のテストには含めていないが、解像度を1280×720ピクセルに設定すればROG Xbox Allyでも結構快適に遊べることは確認できている。
ASUSが同モデルの標準解像度を1280×720ピクセルとしているのには、理由があるということだ。
ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xは、クラウドゲーミングの利用も想定している。自宅では同一ネットワーク内に設置しているゲーミングPCから、外出先では「GeForce NOW」などのクラウドゲーミングサービスを介してゲームを遊ぶようにすれば、自身のスペックを超えるグラフィックスでゲームを楽しめる。
●バッテリー駆動時間はどうだ?
ポータブルゲーミングPCである以上、外出先に持ち出してどれだけ遊べるかは重要だ。通勤や通学の時間で遊ぶよりも、旅行や出張の移動時間など、ある程度まとまった時間で、遊んでいるゲームタイトルの続きを進めるような使い方をする人が多いだろう。
では、実際にバッテリーはどれくらい持つのか――ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally XでPCMark 10のバッテリーベンチマークの「ゲーミング」シナリオを実行し、バッテリー稼働時間の計測を行った。結果は以下の通りだ。
・ROG Xbox Ally:2時間20分
・ROG Xbox Ally X:2時間52分
ROG Xbox Allyは2時間ちょっと、ROG Xbox Ally Xは3時間弱遊べる計算だ。時間にすると、新幹線で東京駅から新大阪駅、飛行機で東京国際空港(羽田空港)から新千歳空港あるいは那覇空港に向かう程度であれば十分遊べるだろう。
もちろん、自宅でも電源ケーブルに縛られずに遊ぶという観点でも十分な駆動時間を確保できている。自由なプレイスタイルで遊ぶことを想定すると、2時間前後遊ぶことができるなら集中力の観点なら“ちょうどいい”感じになりそうだ。
●専用ケースやドックも登場 使い方の自由度はさらに向上
ここまでテストしてきた通り、ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xは「ゲームを遊びやすくする」という観点で改良が施されている。これまでポータブルゲーミングPCに興味があった人が初めて手にするのにちょうどいい仕上がりとなっている。
その上で、ポータブルとして持ち運んだり、ゲーミングPCとして自宅で使ったりする際に便利な純正周辺機器も用意されている。
ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case
「ROG Xbox Ally (2-in-1) Premium Case」は、その名の通りROG Xbox Allyシリーズ向けの純正ケースだ。
表面ははっ水加工されたナイロン製で、ケースはハードシェルタイプとなる。内部は本体を傷つけないようフリース素材なので、外からの衝撃に対して内外両方から本体をしっかりと守ってくれる。
加えて、ACアダプターなど周辺機器を収納するポケットもあるのだが、これは着脱可能で、取り外してより軽くしたり、カバンの中で収まりのいい場所に別々に入れたりできる。
ケースには簡易スタンド機能もあるので、動画の視聴時にも便利に使える。
ROG Bulwark Dock DG300
「ROG Bulwark Dock DG300」は、ROG Xbox AllyシリーズをデスクトップPCのように使う場合に役立つUSB Type-Cドッキングステーションで、ROG Ally/ROG Ally Xでも利用できる。
拡張ポートはUSB Standard-A×3とUSB Type-C×2(うち1基は本体との接続用)、有線LAN(1000BASE-T)端子、HDMI出力端子、3.5mmのオーディオ出力を備えている。HDMI出力端子は4K(3840×2160ピクセル)/144Hz出力に対応している。
ベンチマークでも触れた通り、ROG Xbox Allyシリーズは、ゲーム以外の用途も十分にこなせる性能がある。このドックを使うことでデスクトップPCのように利用してもいいだろう。
●「PC」でもあり「ポータブルゲームデバイス」でもあるROG Xbox Ally
ポータブルゲーミングPCにおいて、ASUSは比較的“後発”のメーカーだ。初代のROG Allyや、そのスペックアップモデルであるROG Ally Xは、後発であることのメリットを生かした良い製品ではあった。しかし、“それまで”のポータブルゲーミングPCの印象を変えるまでのインパクトがあったかというと、そこまでの強さはなかった。
この分野は他社を含めて成長/競争が激しく、ROG Xbox Allyシリーズはもしかするとまだまだ“発展途上”かもしれないが、現時点における1つの完成形(あるいは答え)ではあると思う。Xboxとコラボレーションすることで、据え置きゲーム機と同じインタフェースで楽しめることも強みだ。
多くのゲーマーが操作に使うコントローラーを融合した本体も、「ポータブルゲーミングPCを触っている」というよりも「新型のゲーム機で遊んでいる」と思える操作感で良い。
もちろん、ROG Xbox Allyシリーズは“PC”なので、PCとして使いたいときはWindows 11の標準的なデスクトップを表示できる。Xboxアプリによって「ゲーム」と「PC」の境界線がはっきりしていることで、使い方にメリハリを付けやすいのも好印象だ。
問題はROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xのどちらを選ぶかだが、これは率直にいうと遊びたいゲーム、あるいはゲームのプレイスタイルによる。
ROG Xbox Allyは、どちらかというとクラウドゲーミングを前提にしたスペックとなっている。自宅にゲーミングPCやXbox本体がある、あるいはクラウドゲーミングサービスを契約しているという人なら、机やTVに向かわずとも好きなスタイルで遊べるROG Xbox Allyを選ぶといいだろう。
ROG Xbox Ally Xは、オンデバイスである程度のゲームを楽しみたいという人にお勧めだ。USB4端子を使えば、外部GPUによるパワーアップにも対応する。
ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xは、主要な家電量販店でも取り扱いがある。気になる人は、実機展示している店舗に行って体感してみるといいだろう。
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