10月の2試合を振り返ったガットゥーゾ監督[写真]=Getty Images イタリア代表を率いるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、10月に行われたFIFAワールドカップ26欧州予選のエストニア代表戦とイスラエル代表戦を振り返った。15日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が同指揮官のコメントを伝えている。
ガットゥーゾ監督の下、連勝を飾っていたイタリア代表は、10月シリーズでエストニア代表とイスラエル代表と対戦。敵地で行われたエストニア代表戦を3−1で勝利すると、続くイスラエル代表との一戦は、前半アディショナルタイムにマテオ・レテギがPKを沈め、先制に成功。さらに後半には2得点を追加し、3−0で勝利を収めた。
この結果、イタリアは欧州予選で4連勝を達成。しかし、初戦の初戦のノルウェー代表戦で0−3で完敗したことが大きく響き、現在は2位につけている。さらに首位ノルウェーとは得失点「16」差と大きく引き離されており、現実的にはプレーオフからの本大会出場を目指す形となっている。
ガットゥーゾ監督は3大会ぶりの本大会出場に向けて「目標を達成できれば自分の手柄にする。しかし、そうでなければイタリアから離れ、遠くに行くつもりだ」とコメント。ワールドカップへの出場権を逃せば、代表監督を退任する覚悟を示した。
また指揮官が今後の課題についても言及。「失点をすると、チームは恐怖に駆られてしまう。プレッシャーがかかっている時には手を抜いてはいけないし、一貫性を保たなければならない」と90分間通しての安定感を求めた。さらに来年3月に行われるプレーオフ進出が決定的となったため、11月シリーズは新戦力の起用を示唆している。
「自分たちのレベルを理解するために何点かやるべきことがあるし、あまり出場機会がない選手も試合に絡めたいと思う。たくさん試すだろうが原則は変わらない。代表チームの扉は活躍した選手に開かれるものだからね」
イタリア代表は、11月の欧州予選で13日にモルドバ代表と、16日にはノルウェー代表と対戦する。
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