
退職時に上司から心無い言葉をかけられてしまうケースは少なくないようだ。投稿を寄せた神奈川県の50代女性(建築・土木技術職/年収700万円)は、前職で経験した理不尽な出来事を振り返った。
「前の会社を辞める際、ただでさえ有給消化されると業務が滞るから、という理由で週4休みしかできずに、業務を続けていました」
有給消化もままならない中、行政との打ち合わせなど必要なことは全て上司に報告していた。しかし、上司は「まとめてくれないとわからない」と不満げだったそう。(文:長田コウ)
「『途中の業務を俺に押し付けて辞める気かよ」と理不尽なことを言われ…
ある日、女性は回答待ちの案件について上司に報告し、引き継ごうとしていた。すると上司から信じられない言葉をぶつけられた。
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「『途中の業務を俺に押し付けて辞める気かよ』といわれ、ドン引き。報告してますよね?当然部下の仕事なのですから上司のあなたは理解してますよね?と頭の中をぐるぐる」
部下の仕事の進捗を把握し管理することも上司の仕事の一部だ。それを棚に上げて責任転嫁するとは、女性が困惑するのも無理はない。
しかし、女性は冷静な対応を心がけた。「感情的になっては負け」と考え直し、こう言い返した。
「『平社員の私などより上司の方がよくご存知でしょうから、安心して引き継げるのでありがたいです。都度報告もしておりましたし、あとはよろしくお願いします』とだけ言って辞めました」
その後、上司は「パニックになった」ようだという。しかし、女性は出来る限りのことをしてその場を去ったのだ。
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「辞める時期も休みも全て調整したのですから、何を言われても『私よりできる上司のことですから大丈夫ですよー』と社長にも取引先にもお伝えします」
と、最後まで見事な立ち回りを見せたようだ。
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