【日本ハム】エース伊藤大海が土俵際から逆襲へ「ワンチームで愉しみます」3戦目先発VS上沢

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2025年10月16日 23:16  日刊スポーツ

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ソフトバンク対日本ハム 17日の第3戦に先発する伊藤(撮影・林敢治)

<パ・CSファイナルステージ:ソフトバンク3−0日本ハム>◇第2戦◇16日◇みずほペイペイドーム



最多勝エースが土俵際からうっちゃる。日本ハム伊藤大海投手(28)が17日のCSファイナルステージ第3戦に先発登板する。昨季は大勝負を見据えファーストステージ登板を回避。ファイナルステージ初戦に先発も、5回2/3を10安打4失点と打ち込まれ流れをつくれなかった。今季は11日のファーストステージ初戦に登板し、7回115球を投げ4安打無失点の好投で既にスイッチオン。負ければ終わる大事な一戦で快投し、逆襲への道を切り開く。


   ◇   ◇   ◇


2連敗という逆境こそが、エースの力になる。崖っぷちの3戦目先発が決まり伊藤は「いつも通り平常心でマウンドに上がりたい。簡単に見えて難しいので、まずは良いメンタルで試合に入れるようにしたい」と、気を引き締めた。


23年までチームメートで「お兄ちゃんみたいな存在」と話していた上沢との初対戦になる。昨オフ、ソフトバンク入りが決まった際は「周りからはいろいろ言われることもあると思いますけど、1選手としても人間としても好き」と話すなど、敬愛する姿勢は変わらない。その上で「個人的にはすごく愉しみ」と待望していたガチンコバトルに、全力で挑む。


昨年10月16日、6回途中10安打4失点と打ち込まれた悪夢から366日。1年かけ積み重ねてきた成長の証を、タカ打線にぶつける。今季ソフトバンク戦は3勝3敗の五分も、みずほペイペイドームでは2勝1敗と分が良く、唯一敗れた8月10日の前回登板も、モイネロと投げ合い、8回4安打1失点完投負けと、安定。「投げやすくて好きですし、良いイメージを持っている」。敵地の大声援を逆に追い風に変え、巻き返しへの1勝をたぐり寄せる。


2連敗で、ソフトバンクのアドバンテージ1勝を含め3勝差。王手をかけられた状態での登板となるが、戦いはまだ終わっていない。「どの試合でもそうですが、より一層、先頭打者の出塁を許さないことが大事。当たり前のことを当たり前にできるように。あとはワンチームで愉しみます」。当然、勝つことが最優先で、球数もイニング設定もない。いけるところまで投げ抜き、逆転突破へののろしを上げる。【永野高輔】

このニュースに関するつぶやき

  • かつて日本ハムで先発ローテを回していた伊藤投手と上沢投手が投げ合う日がついに来ましたね。今回も接戦になりそうですが、もう後がないので1戦目のレイエスのHR以来無得点の打線の奮起に期待ですね
    • イイネ!3
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