記者会見する小泉進次郎農林水産相=17日午前、農林水産省 小泉進次郎農林水産相は17日の閣議後記者会見で、ニホンウナギを含むウナギ属全種を国際取引規制の対象に加える提案に関し、「引き続きわが国の(反対の)立場への理解が加盟国に広がるように、関係国と連携しながら全力を尽くしていく」と述べた。ワシントン条約事務局が、提案の採択を勧告する最終評価を公表したことを受けた発言。
ワシントン条約は、絶滅の恐れのある野生動植物を保護するため、国際取引を規制している。欧州連合(EU)は6月、既に規制対象となっているヨーロッパウナギだけでなく全てのウナギ属を対象とするよう提案していた。小泉氏によると、事務局は、規制の対象となるだけの資源減少は認められないものの、ヨーロッパウナギとの類似性から、採択を勧告したという。