「針を打つよりいい」“痛くない予防接種” インフルエンザ対策の切り札に? 自治体の助成も広がる メリットと注意点は

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2025年10月17日 17:33  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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インフルエンザの感染者数が8週連続で増えるなか、“痛くない予防接種”がいま注目されています。今シーズンから接種費用の助成を始めた自治体もありますが、そもそもどういうワクチンなのか詳しく見ていきます。

東京・港区の小児科。待合室には、“不安げな子どもたち”の姿がありました。

小学2年生
「痛かった…(記者:泣いちゃった?)ううん。外に出たら早く甘い物が食べたい」

訪れた理由は、インフルエンザの予防接種。注射は子どもにも、支える親にとっても辛い時間です。

今シーズン、インフルエンザは例年より早く流行入りしています。先ほど厚生労働省が発表した最新のデータによると、今月12日までの1週間に全国の医療機関から報告された感染者数は、1医療機関あたり「2.36人」。各地で休校や学級閉鎖も相次いでいます。

そのなかで注目されているのが…

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「これが『フルミスト』ですね。予約の方の分でほぼいっぱい」

鼻にスプレーするタイプの“痛くない予防接種”=「フルミスト」です。対象年齢は2歳から18歳までですが、両方の鼻にスプレーするだけ。

従来の注射タイプの場合、13歳未満は2回接種する必要がありますが、スプレーは1回で済みます。特徴は…。

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「(ウイルスに)軽くかからせて免疫力を高める『弱毒生ワクチン』。理論的には(注射タイプより)かかりにくいのが特徴と言われています」

待合室では不安げだった男の子。接種後の感想は…。

小学1年生
「(記者:どうだった?)気持ちよかった」

「ストレスなく、やっぱり針を打つよりいいと思います。一瞬でした」

一般的な費用は8000円から9000円ほど。こちらのクリニックのある港区では、高校3年生までの区民はおよそ半額の4500円が助成されます。一方で…

クリニックばんびぃに 時田章史 院長
「5%前後、副反応としての発熱や風邪症状が出ると言われています」

喘息などアレルギー症状のある人は注意が必要なほか、“ワクチン由来の感染”が周りに広がるケースも報告されているため、事前にかかりつけ医に相談することが推奨されています。

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