ロンドンで開かれた国際海事機関(IMO)海洋環境保護委員会臨時会合=17日(IMO提供・時事) 【ロンドン時事】国連の専門機関である国際海事機関(IMO)は17日、ロンドンで開催された臨時会合で、国を越えて往来する船舶が排出する温室効果ガス(GHG)を規制する枠組みの正式採択を巡り、採決の1年間延期を決定したと発表した。ロイター通信などによると、会合では米国や一部の産油国などが強く反対したため、採択には至らなかったという。
IMOによれば、今回の海洋環境保護委員会臨時会合を12カ月後に再開する予定。加盟国は規制枠組みに関する合意形成に向け、協議を継続する。