限定公開( 2 )
韓国中部大田の国家情報資源管理院で、無停電電源装置のバッテリー交換中に火災が発生し、政府システムが一時まひしたり、データが消失したりした件を巡り、与党・共に民主党は10月15日、火災の様子を写した監視カメラ映像を公開した。朝鮮日報や中央日報が報じた他、現地テレビ局のYTNやSBSなどがYouTube上で映像を公開している。
映像は、電算室内で作業員が作業していたところ、突然機器が火花を上げる様子を収めたもの。何人かが消火活動に当たろうとしたところで連鎖的に爆発が起きる様子なども確認できる。朝鮮日報によれば26日午後8時16分ごろ、室内の壁際に設置されたバッテリーラックの上方で突然火花が散った他、その3分後に室内で連続爆発が起こったという。
火災が起きたのは9月26日。朝鮮日報などが14日に報じたところによれば、無停電電源装置のバッテリー交換中に火災が発生し、リチウムイオンバッテリー384個が燃えた他、サーバが全焼し、政府の709システムがまひした。
この火災により、74省庁の職員12万5000人(政府職員の約17%)が利用していたオンラインストレージ「G-Drive」に関する機器が焼失し、バックアップもなかったため8年分の業務資料に当たる858TBのデータが利用できなくなったことも報じられている。まひしたシステムのうち306システムは14日時点で復旧済みという。
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