【阪神】「日本シリーズMVP男」近本光司、敵地のド派手演出を歓迎「勝手に気持ち上がる」

0

2025年10月20日 10:00  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

阪神近本光司(2025年10月16日撮影)

敵ながら、演出はド派手にお願いします! 「日本シリーズ男」の阪神近本光司外野手(30)が、日本一への意外なカギを明かした。「CSファイナルは甲子園で、気持ちの面ではシーズンと同じ入りができた。特に(球場が)暗転したり、煙がプシャ〜っと出たりがないので、雰囲気もいつも通りだった。でも日本シリーズは(敵地が)ドーム。場内が暗くなったりして、気持ち的には勝手に上がっていくと思う」とイメージした。


DeNAを3連勝で粉砕したCSファイナルは、本拠地で普段通りの野球ができた。一方、日本シリーズは開幕がパ・リーグの本拠地で始まる。ソフトバンクのみずほペイペイドームも、日本ハムのエスコンフィールドも独特の雰囲気があり、シーズン以上の演出で盛り上げてくるはず。ただ、相手を熱烈に応援する特別感はマイナスにはならず、自身の戦闘スイッチになるとワクワクしている。


前回23年の日本シリーズもオリックスの本拠地京セラドーム大阪で開幕。1番近本は山本由伸(現ドジャース)から2安打3出塁して難敵攻略に貢献した。相手方の大がかりな演出はなかったが、独特なムードの中で日本一への流れをつかんだ。近本は7試合で打率4割8分3厘と打ちまくり、日本シリーズMVPに輝いた。今回のCSファイナルも初戦で意表を突く三盗から先制点を導き、3連勝への流れをつくった。短期決戦にめっぽう強い背番号5が、敵地の演出でノリノリに乗りまくれば鬼に金棒だ。


調整も含めた日本一への道のりを「楽しみたい」と言う。気分がアガる材料はいくつもあるが、軸はぶれていない。「気持ちの面はリセットしない。いつも通りでいいかなと。結局はどうパフォーマンスを発揮できるかなので、相手よりは自分との戦いと思っています」。パのCSファイナルはソフトバンクと日本ハムが3勝3敗で、20日にいよいよ相手が決まる。決戦舞台は福岡か北海道か。どちらが来ても、冷静かつポジティブな心持ちで、大舞台に備える。【柏原誠】

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定