今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『ハンバーグのレシピはどれが一番ウマいのか?【クックパッド・クラシル・デリッシュキッチン・ナディア】』というホルモンしま田さんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
今日の夕飯や明日のお弁当何にしようって思うことありますよね? 日々料理に追われ、時間がないけど何か作るためにレシピサイトを開く。 いざレシピを探しても色々ありすぎてわからないそんな人も多いですよね? 今日は世の中のレシピサイトに蔓延るハンバーグのレシピに切り込んでいきます! それでは早速やっていきましょう!
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ホルモン屋を営む料理人である投稿者のホルモンしま田さんがハンバーグを作ります。
しかしハンバーグと言ってもそのレシピは様々で、それにより出来上がるハンバーグの味も様々です。そこで今回はクックパッド・クラシル・デリッシュキッチン・ナディアの4つのレシピサイトから選んだレシピを食べ比べることに。レシピの選定はChatGPTに任せたとのことです。ChatGPTのおすすめレシピ、どのサイトのハンバーグが一番美味しいでしょうか。
まずはどのレシピにも共通する材料として玉ねぎのみじん切りを用意。サイズの指定は無かったので普通の大きさでカットしました。
はじめはクラシルのレシピより「ふっくらジューシー!基本のハンバーグ」を作ります。20000件以上保存された人気レシピだそうです。
クラシルは2016年サービス開始のレシピサイト。コンセプトは「くらしを美味しく、あたたかく」だとか。全てのレシピに1分以上の動画がついているので、工程がわかりやすいのが特徴です。時短・節約・健康系のレシピが多く、料理初心者や毎日の献立に悩んでいる人に向いているとのこと。一般の方の投稿はありません。
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作り方は牛豚合い挽き肉200gに対し玉ねぎ200gを生のまま投入。塩、ブラックペッパー、パン粉、牛乳、溶き卵を加えてねばりが出るまでよく捏ねます。
あとはタネを二等分して小判型に成形。
フライパンにサラダ油大さじ1を加えたら中火で火にかけタネを焼きます。両面に焼き色が付いたら弱火にし、水50mlを加えて蓋をして8分焼きます。染み出た肉汁を使ったソースのレシピもあるのですが、今回はハンバーグのみで検証するのでソースは作りません。
水を加えて蒸し焼きにすることで、肉のみずみずしさが保たれたレシピです。焼き方のメリットとして、水を入れることで焦げにくいので失敗が少ないとのこと。
それでは実食。4つのレシピの中で唯一玉ねぎを生で使っているので、玉ねぎのシャキシャキ感と若干の辛味があるそうです。玉ネギの水分と肉汁が相まってジューシーでもあるとか。辛みをどう感じるかで好みが分かれそうです。味付けは塩気などもちょうど良く、それでいてソースをかける余白もあるとのことでした。
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次に作るのはデリッシュキッチンの「基本のハンバーグ」です。記事作成の時点で星4.6、1200件以上のコメントが付いています。
デリッシュキッチンは2016年サービス開始のレシピサイト。「誰でも簡単に美味しく作れる」がコンセプトで、レシピの工程に動画が添えられています。20代〜40代の女性や一人暮らし層がターゲットとのこと。社内スタッフと管理栄養士が監修したレシピで、簡単・時短・バズり系のものが多のだとか。
今回は玉ねぎのみじん切1/2個を600wで1分加熱しました。
タネ作りはボウルにパン粉を入れて牛乳を染み込ませることからスタート。牛豚合い挽き肉、冷めた玉ねぎ、塩、ブラックペッパーにナツメグ少々を加えたら粘りが出るまでよく混ぜます。二等分にして小判型に成形するところは同じですが、材料を入れる順番や玉ねぎの加熱のやナツメグや卵の有無が異なりますね。
フライパンにサラダ油大さじ1/2を入れたら中火でタネを焼くのですが、焼き目が付いたところでひっくり返し、そのまま蓋をして弱火で7分焼きます。水の有り無しなど焼き方も異なりました。
こちらもジューシーで肉汁があふれ出す焼き上がり。デリッシュキッチンは工程ごとに動画が分かれているので、作る際にいちいち巻き戻したりしなくていいのがメリットだそう。
食べてみると、ごく少量のナツメグを加えたことでかなり風味がプラスされていました。玉ねぎを1分加熱したことで辛味が程よく抜け、甘みが加わっているとのこと。マイルドに仕上がっているそうです。
続いてはナディアより「最高に美味しいお家ハンバーグ」を作ります。12000件以上保存された人気レシピだとか。
ナディアは2013年サービス開始のレシピサイト。「料理家・料理研究家と一緒に作るレシピサイト」がコンセプトで、30代〜50代の料理好きな女性やプロ志向の男性や料理研究家のフォロワー層がターゲットとのことです。
ナディアのレシピでは玉ねぎ100gはラップをしないで600wで1分加熱。
玉ねぎはさらにバター10gを混ぜてさらに1分加熱して冷ましたものをタネづくりに使用。マヨネーズやコンソメを入れたりと、コクを加えているのが特徴のレシピで、ナツメグ少々も入ります。
滑らかになったタネで手のひらサイズに成形。冷蔵庫で休ませます。合い挽き肉500gをベースに作ったタネで小さめサイズを12個分作れるとのこと。
中火で両面に焼き色が付いたら弱火にして蓋を3分焼き、火を止めて2分余熱で火を通しフライパンから取り出します。水は入れません。
1個あたりの大きさが小さく、お弁当などに使いやすそうなハンバーグです。
食べてみたホルモンしま田さんによると、先の2種より味付けがハッキリしていて、これだけで十分満足できるとか。バターやマヨネーズなどによりコクがプラスされ、味わいに深みがあるとのこと。若干油っぽさをクドく感じる人もいるかもしれませんが、子どもにはこれくらいの味付けが喜ばれると感じたそうです。
最後はクックパッドよりつくれぽ4000件以上の「簡単おいしい♪基本のハンバーグ」を作ります。
クックパッドは1998年サービス開始と、今回紹介する中では一番の古株のレシピサイトです。「毎日の料理を楽しみにする」がコンセプトで、取り上げた4つのサイトの中で唯一ユーザー投稿型という特徴があります。ターゲットは広く、主婦や家庭層がメイン。国内最大級のレシピ数で、検索性やレビューの豊富さが強みです。
クックパッドのレシピでは玉ねぎ1 /2個の加熱時間はレンジで4〜5分と長め。
牛豚合い挽き肉は塩を加えて粘りが出るまでよく捏ねました。そこへ玉ねぎやパン粉や牛乳や卵とコショウ少々を加えたらさらによく捏ね、2〜3個に分けたら楕円形にして真ん中をくぼませます。
タネは両面焼き色が付くまで焼いたら水50mlを加えて蓋をして蒸し焼きにするのですが、火の強さや加熱時間の指定はありません。竹串などを使って刺して、肉汁が透明になっていれば蓋を外して水分を飛ばすとのことです。
玉ねぎをしっかり加熱しているからか、焼き上がりは生の状態よりもまとまりがよく感じたそう。
炒めた玉ねぎを使うと香ばしさとコクがプラスされますが、今回のようにレンジでよく加熱すると玉ねぎの甘味がプラスされ肉と相性がいいとか。これぞ家庭のハンバーグと言った感じたとホルモンしま田さん。一般ユーザーが投稿しているからこそ、実際に家庭で作られているような懐かしさがあるそうです。
卵を使う事で凝固し、よりジューシーさが際立ったようにも感じたとか。
それぞれの試食の後は4つを比べて食べてみます。ハンバーグは左からクラシル、デリッシュキッチン、ナディア、クックパッドのものです。
食べ比べた結果、ホルモンしま田さんの一番好みのハンバーグはクックパッドのものでした。玉ねぎの甘みと塩の加減がちょうど良く、卵が入っていることと、水を加えての蒸し焼きでしっとりと仕上がっているのも好みだったそうです。自分は意外とハンバーグにナツメグは無くてもいい派なんだな、とも知ったとか。
玉ねぎを加熱について、ナツメグの有り無し、焼く際に水を加えるかなど、各レシピの特徴とそれによる違いを感じることのできた今回の検証。レシピサイトの特徴や食レポの詳細などに興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。
視聴者のコメント
・ハンバ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜グ!
・相変わらずメシテロ状態
・FOODIEの基本のハンバーグが個人的に一番好き
・定番レシピサイトが決まってた頃なのによく参入してきたな
・マヨネーズは珍しいかも
・タマネギは炒める派
▼動画はこちらから視聴できます▼
『ハンバーグのレシピはどれが一番ウマいのか?【クックパッド・クラシル・デリッシュキッチン・ナディア】』
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