
1949年に旧国鉄の東京・三鷹駅で6人が死亡した「三鷹事件」をめぐり、死刑が確定して病死した元運転士の遺族による再審請求審で、弁護団は先ほど、再審請求人の元死刑囚の長男が亡くなっていたと明らかにしました。これにより、再審請求審が終了することになります。
「三鷹事件」は、旧国鉄の三鷹駅で1949年に無人の電車が暴走して脱線し6人が死亡したもので、電車転覆致死の罪で元運転士の竹内景助・元死刑囚の死刑が確定しています。
竹内元死刑囚はその後病死し、長男が3度目の再審請求をしていて、東京高裁で審理が行われています。
弁護団はきょう、再審請求人の竹内元死刑囚の長男(82)が今年5月に亡くなっていたと明らかにしました。
再審請求人が死亡すると手続きは終了することになります。
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弁護団は、「次の再審請求を申し立てるご遺族の方がいるか、何も分かっていない。今後についてはこれから検討する」としています。
「三鷹事件」の再審請求審をめぐっては、11月の裁判で鉄道設備の専門家の証人尋問が行われる予定でした。